イレギュラーな試合 前編
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ームを喰らった。
ミサイルの爆発で煙が上がる。
一夏が見えないため、一時ビットを引かせるが油断は出来ない。 いつ、どこから瞬時加速(イグニッションブースト)で距離を詰められるか分からない
周囲に目を配り、一夏の動きを読む。 まさに、その時だった
サバーニャに攻撃が当たった
「なっ!? どこから……」
見ると、視線の先にいるのは、ボーデヴィッヒのワイヤーブレードを避けながらこちらをアサルトライフルで狙っていたシャルル。
「あの状況で撃つとか……!?」
「もらった!!」
シャルルの方に気を取られていたせいで、一夏への警戒を怠ってしまった。
その隙を見逃すまいと零落白夜を発動させた一夏。
そのエネルギー状の刃がサバーニャを襲う。
「クソッ! これでも喰らえ!」
零落白夜はあらゆるエネルギーを打ち消すそうだ。
なら、このミサイル以外に実弾兵器を持たないサバーニャには相性が悪すぎる。
残りの六十六発のミサイルが一夏を襲う。
これで足止めできればホルスタービットが展開できる。
「ハァッ!!」
だが、一夏はその一降りでミサイルを全て凪ぎ払い、そのまま直進。
くそ! 時間も稼げねぇのか!
一夏に距離が詰められる。
もう少しで零落白夜の攻撃範囲に入ってしまう。
どうする、使うか? 負けないためには使うしかないが、まさかこんなところで使うことになるとは……
目の前の画面に現れるのはTRANS-AMの文字列。
……仕方ないか
「トランザムッ!!」
その言葉に反応するように、赤く輝き始めるサバーニャ。
各所のコンデンサーに貯蔵されたいたGN粒子が全面解放されたのだ
「な、なんだ!?」
突然のことで、動きを止めた一夏。
会場の観客もそうだ。 恐らく、この試合を見ている織斑先生や、山田先生なんかもそうなのだろう
きっと、目の前の一夏のように何が起きているのか分からないはずだ
「一夏、こんな大勢の前でこれを使わせたんだ。 誇っていいぞ!」
俺は機体とともに赤く輝くビットを全て展開させ、加えてホルスタービットも展開する
「さぁ!! 乱れ撃つぜぇ!!」
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