二日目 バトルロワイアル! 後編
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とうね」
ペットボトルを受け取り、蓋を開けて飲む。ん?なんか蓋が緩かったような気がするんだけど。
「正解……間接キス……」
「!!?ゴホッゴホッ!! 」
言われた瞬間むせる。どうりで見た目の量は新品に見えるのに蓋が緩いわけだよ!ミサキめ!図ったな!!?
「フゥ……なかなかの策士だねシャアよ。だが僕の反応を見て楽しかったのかい? 」
「シャアじゃなくてミサキね………まあ面白かったかな……」
この子なかなかやりよるよ。反応を見て面白がる子だよ?これはあかんね。
「そう。だけど次からはやらないでね? 」
「…………」
無言ですか。これはお手上げですよ。
「それよりも飲み物返して……」
「ん?ああごめん」
ペットボトルを返すと、蓋を開けてすぐに飲んだ。え?なにやってんの?てかなんで僕はすぐに返してしまったのだろう?これじゃああっちも間接………いや。気にしたら敗けと思おう。うんそうしよう。
「さて。そういえばヒロヤ君とミヤモトさんが近くでバトルをしているはずだけど」
とりあえず違うことを考えようとしていたら、ここで二人がバトルをしていたことを思い出して、二人を探してみる。
「あっ。見つけた」
一つのあるバトルシステムでヒロヤ君とミヤモトさんがバトルをしていて、今ちょうど終わったようだ。
ーーー−−
『BATTLE ENDED』
「フゥ………」
「また僕の勝ちだね!さて、次いこう次! 」
「ちょっと待ってくれ!少し休憩しないか!? 」
「え〜!せっかく面白くなってきたところなのに! 」
いやだって、あれからもう十七回バトルしたんだけど!?俺疲れてきたんだけど!?
「頼む。俺一回休まないとこれ以上はきつい………」
「しょうがないな〜。じゃあ少し休もうか」
と仕方ない感じに近くにあったベンチに座った。俺も休むために、一人分距離を空けて座る。
「ユウ。お前疲れてないのか? 」
「全然?むしろまだまだやれるよ! 」
「身体能力高すぎだろ………改めてお前の凄さを実感されるわ」
「まあ剣道やっていたからね!体力は結構あるよ! 」
苦笑混じりに言ってみると、誇らしげに返された。剣道三年間全国優勝は伊達じゃないってわけか。
そうしていると背後から気配を感じて振り返ると、トウイとモチヅキが立っていた。
「ちっ!気づかれたか。やるねヒロヤ君」
指パッチンをして残念そうにトウイが呟いた。
「お前はいったいなにをやっているんだよ? 」
「ん?バトルをしていて終わったからヒロヤ君たちを見つけて、こっちに来ただけだよ」
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