二日目 バトルロワイアル! 中編
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たくっ…」
ベッドから降りて、シノに布団をかける。時間を見ると、時間はまだ昼前だ。
「しょうがない。ここで起きるまで待つか」
机に腰をかけて、シノが起きるのを待つことにしたあと一時間後、シノが目を覚ました。
「ようシノ。よく眠れたか? 」
「うん………ん?あれ…? 」
寝ぼけているのか、起き上がると目を擦ってボーッとしている。
「…!!? 」
きちんと目が覚めたのか、みるみるうちにシノの顔が赤くなっていく。
「いやそのあのねヒロヤ!!!これは!!起きるまで待とうとしたら私も寝ちゃって!いや最初はただ座ってただけなんだけど、いつの間にか寝ていて!!」
「別に気にすんなよ。まあ確かにびっくりしたけど」
「!?……ごめんなさい…」
「だから気にすんなって。ほら、もう昼だからそろそろ行こうぜ」
椅子から立ち上がり、扉に手をかける。
「…ありがとね」
「…どういたしまして」
部屋から一緒に出て、食堂に向かう。
ーーー−−
「やあヒロヤ君。シノさん。遅かったね」
食堂に着くと、なぜかトウイとユウとモチヅキとヒナタとムウさんとラルさんがいた。なんだこのメンツは?
「ヒロヤ!シノ!遅いよー!早くご飯持ってきなよ! 」
「ん?ああわかった。じゃあ取りにいくか」
「ええ」
飯を取りに行き、トウイたちのところに戻り食べ始める。
「んで、なんでこんなに集まってんだ? 」
「深い訳はない。ただ単に俺たちとムウさんたちと出くわしたから一緒に食べることになったんだ」
ヒナタが食べる手を緩めずに簡潔に言ってきた。こりゃ堅物だなヒナタは。そう思いながら飯を食べ続ける。実は今だにシノの寝顔が頭から離れないでいて、まだドキドキしている。
「「……」」
「…ほうほう。なるほどね」
なぜかトウイがなにやら納得したような顔をして頷いている。あっ。こいつ読心術持ってるんだった。
「ふふ…もう遅いよふ………痛い!!!」
トウイに目掛けてスプーンを投げると、見事二つのスプーンが命中した。えっ?二つ?
隣を見ると、どうやらシノもスプーンを投げたらしい。なんか必死さが伝わってくるもん。まあとにかくトウイ死ね。
「けど生きる! 」
「いや死ねよ」
「ひどい! 」
「おいお前ら、行儀悪いから普通に食べろよな…」
「「「すいません…」」」
ムウさんに注意され、おとなしく食べることにした。
ーーー−−
「さて、じゃあ行こっかヒロヤ! 」
「ん。わかった」
飯を食べ終わった後、約束通り午後はユウとバトル
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