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心を閉じた少年
心を閉ざす少年
零との絆の刻
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きます。絶対に一人にはさせません!!・・・私、零はご主人様がどんな目で見られても、犯罪を犯そうとも、それがご主人様の歩む道、一生、味方ですからね・・・?』
{やっぱり、素直なときは可愛いですね}
「・・・フフッ」
彼方が笑顔を見せた・・・零にとって、これほど嬉しかったことはないだろう。彼方が、これまでこれほどの笑顔を見せたことはなかったのだから(零の前で)
{か、可愛いいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!私、もう死んでもいいかも・・・}
その日、零のニヤニヤは止まりそうに無かった。
「柏木く〜ん!!」
真耶が屋上へと上がってきた
{逃げますか・・・}
そう思った彼方は屋上の柵を乗り越えて、
落ちた。
風を切る音を聞きながら、
「ええええええぇぇぇぇぇ!!??か、柏木君ーーーーーー!!!!!」
遠くから真耶の声を聞いていた。
黒い翼を広げ、彼方は着陸し、そのまま逃げた。
「柏木君!!!待ってくださいーーー!!!」
声は届かず、そのまま彼方はその日、授業をサボった。
『どうするのですか?ご主人様?』
「高校生が授業サボりなんて、当然といっても過言ではないでしょう・・・今日は遊びますよ?零」
『!!!・・・はい!!ご主人様!!』
女性?を呼び捨てしたのは、木崎以来だった。(木崎の時は無理矢理だったが・・・)
翌日、千冬にこれまでかというほど説教されたのはいうまでもない。

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