第六十九話
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は外れる事なく全弾が命中した。
ズガアァーーンッ!!
ズガアァーーンッ!!
『ッ!?』
命中の衝撃で黄蓋は思わず床に叩きつけられたのであった。
「次弾装填急げッ!!」
大砲隊の兵士が第二射の準備をする。
「………第一射目は橋を壊せたか」
上がっていた橋は無惨にも破壊されたが、その奥にある城門は橋という楯があったせいで第一射目での破壊は免れていた。
「雪風ッ!! 城壁にいる敵兵は全て射ち抜けッ!!」
「はいッ!!」
兵士の鉄楯に守られた雪風と弓隊が城壁にいる孫策軍の弓隊に向けて矢を放っていく。
「第二射準備完了ッ!!」
伝令が報告にきた。
「撃ェッ!!」
ズドオォォンッ!!
ズドオォォンッ!!
四斤山砲六門のうち、半分は城門を狙い、もう半分は城壁を砲撃する。
ズガアァーーンッ!!
ズガアァーーンッ!!
砲弾は城壁を破壊して、鉄の城門は衝撃で凹んで少しだけ開いた。
「次弾装填急げッ!!」
「次で城門は破壊出来ますな主?」
「あぁ。城門を破壊したら急造手榴弾を投げ込め。恐らく待ち受けている」
皆が急造手榴弾の点火準備をする。
「第三射準備完了ッ!!」
「撃ェッ!!」
ズドオォォンッ!!
四斤山砲が火を噴き、第三射目で城門を破壊した。
「鉄楯を構えて前進ッ!!」
俺達は鉄楯を構えて城門に走る。
ヒュンヒュンッ!!
カンッ!!カンッ!!
城門の周りに待機していた孫策軍が矢を放つ。
「急造手榴弾を投げ込めッ!!」
俺の命令を聞いた兵士達が鉄楯を構えながら一斉に急造手榴弾を投擲した。
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