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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第463話】
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出来ないな」
「むぅ……意地悪。 ……うふふ、ならば……二人だけの時は、わたくしを見てくださいまし」
言ってからニコッと微笑むセシリア――背伸びして、俺の頬に口付けを落とすと――。
「で、ではヒルトさん、わたくしも今日は調整がありますので――じ、時間が出来ましたら、また……」
「ん、わかったよ」
「うふふ、それでは……ごきげんよう」
そう言って俺の側から離れて教室を後にするセシリア、後ろ髪引かれる思いだが四組に行かないとという思いが勝り、俺は手荷物を肩にかけて四組へと赴いた。
四組教室に辿り着く、教室内は一組と同じ様に窓からオレンジの夕日が差し込んでいた。
規則正しい寝息をたてる少女が一人――髪の色で更識さんだとわかると、俺は彼女の元へと近づく。
起こすのも悪いとは思いつつ、俺は小さく彼女を揺さぶる――と寝言なのか、口を開いた。
「だ、だって……わからない……わからないもの……。 私……は、わからないものは……嫌だから……」
そう呟く、寝言にしては確りしてると思いつつ、聞こえてるのか聞こえてないのかはわからないが俺は応えた。
「……更識さん、わからないものが嫌なのはわかる。 ――でも、そのままの状態だとわからないままじゃないのか?」
「そう……だけど……」
俺の応えた内容に更に応えた更識さんに、俺は彼女が起きてるものだと確信した。
「わからないもの、もしかしたら怖いかもしれないけどさ。 少なくとも君には俺が居る、俺に頼ればいいさ。 ――だから、タッグマッチトーナメント、俺と組もう、更識さん」
言ってから手を差し出す――すると、それに応える様に更識さんは俺の手を掴むと――。
「う、うん! ――あ、れ?」
力強い返事をした後、まるで眠り姫が目を醒ましたかの様に周囲を確認し、きゅっと握った手に力を込めた彼女。
「あれ? ……有坂、君……」
「あぁ、俺だぞ? ――なんだ、寝惚けてたのか? 起きてたと思ったんだが……」
「ぁ、ぁぅ……」
ぼしゅっと湯気が上がりそうな程真っ赤な顔になった彼女に苦笑しつつ、俺は再度彼女に言った。
「更識さん、締め切りが今日まで何だが――俺とタッグマッチトーナメント、出ないか?」
「ぁ……ぅ、ぅん」
さっきの力強い肯定の言葉とは違って、か細い声と共に小さく頷いた彼女――と。
「……本当は、……わた、し……有坂君と組むの……嫌じゃなぃの。 ――で、でも……せ、専用機持ってないし……有坂君……私みたいな……子って、苦手なんじゃ、なぃかな……って」
「え? ――確かに女性は前は苦手だったが、それも基本的
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