第一部 破滅からの救済者
無印編 駆け出し魔法少女と群青の巨人
青い光
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いった。すると、風船が破裂させたかのようにアグルを縛っていた蔦は吹き飛ぶように引きちぎられた。
四肢が自由となったアグルは額のクリスタルに光を灯して右手を当てると、振り下ろすと同時にシンリョクに向けて額から必殺光線を放った。
〈フォトンクラッシャー!〉
「ディア!」
アグルの止めの光線をモロに受け、シンリョクは昏倒すると同時に粉々に砕け散った。
「やった!」
なのはは手を合わせて喜んだ。
シンリョクが倒されたことで、シンリョクの力で地上に現れた木々は枯れていった。それを見届けたアグルは、両手を拡げて空へ飛び去っていった。
「巨人さん、ありがとう…」
なのはは空に消えたアグルに向けて手を振った。
「なのは、もう大丈夫なの?」
「うん、なんか…あの巨人さんを助けたら少し気が軽くなったかな」
「ジュエルシードも回収した。そろそろ日が暮れるし、帰ろうか」
「うん!」
バリアジャケットから元の服装に戻ったなのははユーノを肩に乗せ、家に向かって走り出した。
「…」
ビルの屋上から金髪の青年は走り去るなのはをじっと眺めていた。
この青年、『ソラ』となのは、そしてその仲間たちの物語が幕を開く。
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