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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0945話
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、微妙に嫌な予感がしつつも尋ねる。

「何かあったのか?」
『ええ。……ついさっき連絡があったわ。コーネリアが反応炉を落としたそうよ』
「……なるほど」

 取りあえずそれだけ返しながら、マリューが笑みを浮かべている理由を知る。
 これまで攻略してきた2つのハイヴは、何だかんだ言って両方とも俺が反応炉を破壊してきた。
 つまり、このリヨンハイヴに関しても俺が攻略する……そう思っていたのだろう。
 で、その予想が外れて何故か喜んでいると。……何でだ?
 一瞬疑問に思うが、恐らく賭けでもやってたんだろうと判断してその考えを頭から消し去る。

「それで、俺達はどうすればいいんだ?」
『ハイヴから出てきてくれればいいわよ。別にいつまでもハイヴに籠もっていたい訳じゃないでしょ?』

 それはそうだ。このリヨンハイヴも鉄原ハイヴやアンバールハイヴ同様にBETAに対する前線基地として使われる事にはなるんだろうが、それは中の掃除をきちんとやって、必要無いドリフトを埋めて、基地としての環境を整えて……と、色々とやる必要をやってからの事だ。
 少なくても今の状況でハイヴの中にいたいとは思わない。

「分かった。なら早速地上に戻る」
『ええ。ああ、それと反応炉を破壊した結果BETAが逃げ出しているから、遭遇したら殲滅してきてね。地上でも盛大に追撃戦が行われているから』
「って事は、メインホールでBETAの数を減らさなかったのか?」
『そうらしいわ。BETAの数が多すぎて、シャドウミラーの機体ならともかく国連軍や欧州連合軍の機体がかなり危険だったらしくて』

 なるほど。まぁ、それなら分からないでも無い。
 そもそも、俺達シャドウミラーに出撃の要請があったのは、ハイヴ内にいるBETAの数が欧州連合軍や国連軍の手に負えないからこそだったしな。

「ちなみに、恒例のモニュメント破壊は……」
『ああ、それならO.O.ランチャーとクロスマッシャーできちんとやったらしいわよ』

 クロスマッシャーって事は、やっぱりギルバートがいたのか。まぁ、コーネリアがいる時点で予想は出来ていたが。

「……分かった。地上に帰還する」

 そう呟き通信を切り、グリーヒル率いるシルバーウィング小隊と共に俺はハイヴに突入した道を戻っていくのだった。
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