マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0945話
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てKIA』
みすみす俺の前で被害を出してしまうとはな。
幾らレッドシャーク大隊の連中が混乱した状態だったとしても、個人的には助けられなかったのは正直痛い。
いや、ここでそんな事を考えていてもしょうがない。とにかく今はハイヴの攻略が先決か。一応レッドシャーク大隊のメンバーにしても、ハイヴに突入する以上は命の危険を承知の上だったのだろうから。
「フラン、俺達はハイヴを進むがそっちはどうする?」
『勿論進むさ。まだ戦力的に撤退する程疲弊している訳でもないしな』
「そうか。どうする? 俺達と一緒に行くか?」
勿論すぐに頷くだろう。そう思っての問い掛けだったが、戻ってきたのは首を横に振るという仕草だった。
『一応これでも与えられた任務があるんでな。悪いがこっちはこっちで動かせて貰う』
任務、ねぇ。まぁ、向こうがそう言ってくる以上無理強いは出来ないか。
それに正直な話、戦術機のお守りはグリーヒル達だけでも苦労しているというのも事実ではあるしな。
向こうがそう言う以上、こちらとしては特に無理強いしてまで共に行動する必要はないだろう。
「分かった、なら気をつけてな」
『ああ、そっちも幸運を祈る』
短く言葉を交わし、レッドシャーク大隊とシャドウ、メギロートが俺達とは全く違う方へと向かう。
「グリーヒル、次はどこのドリフトに入る?」
『そうですね、左から4番目でお願いします』
「分かった。BETAにはくれぐれも気をつけろよ」
『了解しました。何しろ、母艦級が現れたくらいですから、とてもではありませんが油断は出来ないですよ』
「そうか? ……まぁ、そうか」
ニーズヘッグを含めてシャドウミラーの機体なら母艦級を倒すのはそう難しくはない。だが戦術機で倒すのが難しい以上は、どうやっても難敵となるのだろう。
武器の方もやっぱりもう少してこ入れしなきゃ駄目か? 一応マブラヴ世界でもレールガンが研究中だって話は聞いてるけど。
それがいつ実現するのかと言われれば、微妙らしいしな。
シャドウミラーの機体が使っているビーム兵器はともかく、SEED世界のビーム兵器は日本を中心にして広まっていく……といいんだが。
そんな風に考えつつドリフト内を進んでいくと、やがて再び見えてくるホール。
そのホールの中へと突入するが、そこに残っているのは無数のBETAの死骸のみ。
ここで行われていた戦いは既に終了していたらしい。
幸いだったのは、戦術機の残骸が存在しなかったことか。
つまり、ここで行われた戦いでは戦術機側に撃破された機体はでなかった訳だ。
もっとも、小破や中破といった被害が出た可能性は否定出来ないが。
「グリーヒル」
既にそれだけで、俺が何を尋ねているのか分かっ
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