第六十八話
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城の中から外へ通じる穴を掘って、城から孫策軍の砦前まで通じる地下洞を掘っているんだ」
この塹壕は、深さは約二メートルで地上からは木の板等を組んで土を少量かけて建築している。
まぁ第一次世界大戦のような塹壕の上に少量の木の板や布を被せてその上に僅か砂をかけて擬装している。
「後一日あれば、砦前まで通じるわ」
「分かった。出来るだけ早めにな」
「分かったで」
真桜は頷いてから椅子に座る。
「なら孫策軍への総攻撃はその塹壕とやらが到達してからなのじゃ」
美羽はそう決定した。
「それと、荊州から抗議文の返事が来たのじゃ」
「どれどれ………うわぁ………見るか星?」
「読ましてもらいますぞ主………これは………」
星が返事の内容を見て顔を歪ませる。
まぁ簡単に言えば「私達は劉キを追い出してから荊州の治安維持に追われていたので暗殺部隊を出せる暇なんかありません。そんな濡れ衣を着せようとするなら私達も怒りますよ?」と書かれていた。
「劉備が書いたのか?」
紙を見ているクロエが言う。
「うんにゃ。多分、天の御遣いとやらだろうな。あのパッパラパーの劉備には出来ない事だ」
パッパラパーの言葉に星達は首を傾げるが、クロエ、ロッタは苦笑する。
「ま、今は孫策軍に集中しようや。劉備へは警戒しか出来ないけどな」
俺の言葉に皆は頷いた。
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