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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-13 仲間との絆
Story13-6 不思議な精霊
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の前を見ると薄い水の膜があった。モンスターはその薄い水の膜にパンチを撃ち込んだらしい。
「なんだ……これ?」
「私の能力ですー。限界突破しても体が壊れないように水流で守るんです」
「と言うことは?」
「あなたは今、自分の意思で加速できます」
「へぇー……まるで俺のスキルみたいだ。
んじゃま、いきますか!!」
再び剣を構え直す。
「星の光よ……すべてを越えて降り注げ」
これはあの世界で放った連二刀流スキル最強技……
「スターライト・ライジングアクセレア!」
星の光が降り注ぐように放たれるこの75連撃は俺がソードユニゾンを使う前に使っていた技。
ミリーの加護もあってか通常の数十倍の速度で放たれる。
「せぁぁぁぁあっ!!」
弱点をぶち抜くとモンスターは四散。
俺は背中の鞘に剣をしまった。
「とりあえず、ここから出るか」
「あ、ちょっと待ってください」
「ん? どした?」
ミリーが開けられた宝箱の中から剣を2本取り出す。
「これは私が守護する人にしか扱えない剣
アストラルコンダクター
(
星の支配者
)
と
デスティニークリエイター
(
運命を創るもの
)
です。
受け取ってください」
「あ、ああ。分かった」
俺は背中の剣のうち、スターライトクリエイターを外してデスティニークリエイターを装備すると、スターライトクリエイターとアストラルコンダクターをしまった。
ミリーが少女から小さな妖精の姿に変わると俺の肩に座る。
「へー、レイみたいな妖精サイズにもなれるんだ」
「はい。多分、これからはほとんど妖精サイズです。
じゃあ、これからよろしくお願いします」
「よろしくな、ミリー」
「よろしくお願いしますね、ミリシャさん」
「じゃあ、しゅっぱーつ!!」
不思議な精霊、ミリーを仲間に加えた俺たち。アルンに向けて祠から飛び立った。
Story13-6 END
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