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機動戦士ガンダムSEED編
第7話
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ってたんだな……。

「あの…どうかしたんですか?」

もの思いにふけっているとキラが心配そうにオレに話しかけてきた。

「いや、大丈夫だよ。ちょっとどう答えようか考えてただけだよ。」
「そうですか…?」

全く、オレが相談にのってた筈なのに、こっちが心配されちゃ世話ねぇな。

「…確かにな。お前のいう通りMSに乗れるから戦争ができるってわけじゃあない」
「だったら…」
「じゃあ一つ質問だ。お前はヘリオポリスの時この機体に乗って戦ったと聞いた。じゃあ何でその時は戦おうと思ったんだ?」
「…それは、さっきも言ったように成り行きで…」
「本当にそれだけか?今までただの学生だった奴が、成り行きだけで戦えるとは思えない。何かしら他の要因があるんじゃないのか?」
「他の要因…?」
「そうだ。例えるならそうだな……守りたいものとかだな」
「守りたいもの…」

何か心当たりがあるのかキラは何やら考え込み始めた。オレは原作知識でアークエンジェルに乗っている友人を守るために戦うのを決意したことは知ってたからな。それらしいことを言えば大丈夫だとは思う。

ヴー ヴー ヴー

『敵影補足、敵影補足、第一種戦闘配備。各乗組員は全員持ち場につけ。繰り返す、各乗組員は全員持ち場につけ』

アラームが鳴り響き、艦内放送により敵が近づいていることが告げられる。ついにきたか、この時が。

「悠凪さん…」
「キラ、もし戦うんなら成り行きなんかじゃない、お前自身の戦う理由を確認してから来い。」

オレはそう言って格納庫から出るため通路に向かった。













オレはキラと別れた後、ブリッジに向かっていた。多分原作と作戦はそう違わないだろうが一応聞いておく必要はある。
ブリッジの扉の前まで来て、中に入ろうとするが、急に扉が開き中から金髪のが出てきた。
オレを見てその男はこう言って話しかけてきた。

「おっ、あんたもしかしてうちに雇われた傭兵か」
「ああ、あんたの言った通りだ。名前は悠凪・グライフという。よろしく」
「おう、俺はこの艦に積んであるMAのパイロットのムウ・ラ・フラガだ。こちらこそよろしく」

こいつがムウ・ラ・フラガか。原作通りの実力ならかなり世話になることになるだろうな。
しかし、かなり顔つきがいいな。そういや原作だとアークエンジェルが二回目にオーブに行った時に、さっき会ったマリュー・ラミアスと付き合うことになるんだよな。
………チクショウ、確かにお似合いだわこの二人は、まさに美男美女カップルだよ。つーか羨ましいわ、近い将来彼女できて…

「んっ?どうした渋い顔して?」

げっ、顔に出てたか。考えたことをそのまま言う訳にもいかないから、
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