第十六話 町田大尉!!路線変更はどうなる!その十八
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「ナックルかよ、今度は!」
「おい、この人滅茶苦茶強いぞ!」
「三段ドロップかよ!」
「二段フォークなんてなしだろ!」
それぞれ沢村栄治、杉下茂が投げていたと言われている。
「ちっ、この人強いぜ」
「尋常じゃない強さだぜ」
「卓球で魔球するなんてな」
「尋常じゃないな」
「ハイスクール奇面組であった展開にしても」
「ちょっとないだろ」
こう話しながらもだ、何とかだった。
二人は凌いでいた、そしてそのまま。
試合は進む、そして。
最終ラウンドになった、だがここまで。
「お互い零点かよ」
「試合全然進んでねえな」
「というかこの作品いつもこうだよな」
「ああ、スポーツの試合でも何でもな」
あらゆるジャンルでの勝負でというのだ。
「こうして最後までな」
「お互い点が入らないとかな」
「互角のまま進んでな」
「最後の最後まで進んでな」
「それでな」
「最後で決まるんだよな」
漫画でよくある展開だ。
「展開がワンパターンだろ」
「高校野球ものの甲子園の決勝かよ」
例えば水島先生である。
「逆転決勝アーチが出て終わりとかな」
「そういうベタな展開しかねえな」
「あと今年のホークスかよ」
「最後の最後までファン待たせやがって」
「最終戦までいってやっとサヨナラって何なんだよ」
「しかもファイナルでも最後までもつれこみやがって」
稲葉には気をつけるべきだった、彼に打たれてから四点差をひっくり返された。それで最終戦までもつてこんでしまったのだ。
「シリーズはあっさりしてたけれどな」
「ああ、守備妨害でアウトな」
「あれは俺も驚いたぜ」
「俺もだよ」
まさかそんな結末になるとは誰も思わなkったからだ。
「まあとにかくな」
「2014年のソフトバンクみたいにベタな展開じゃねえか」
「ファンにとっちゃ心臓悪いんだよ」
「こうしていつも最終ラウンドまでいくとかな」
「そういうの止めろよ」
「俺達だってさっさと終わらせたいんだよ」
何故そう思うかというと。
「終わらせて後は豪遊だぜ」
「なんばパークスで食べ放題飲み放題行くぜ」
「さて、中華かイタリアンか自然食か串カツか」
「どれでもいいな」
「あの、なんばパークスの者ですが」
試合をしながら好き勝手言う二人のところにだ、当のなんばパークスの人が瞬時に来てこんなこをと言ってきた。
「こちらは全店ジャスティスカイザーのお二人は出入り禁止です」
「おい、何だよそれ」
「某巨大掲示板でも最悪板しかないルールだろ」
「俺達が何したんだよ」
「何で出入り禁止なんだよ」
「ご自身の胸に聞いて下さい」
それがなんばパークスの人の返答だった。
「当ビルは最上階に南海ホークス記念館がありますが」
「ああ
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