第十六話 町田大尉!!路線変更はどうなる!その十三
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「まだ何をするか決まっていないがな」
「まだ決まってないんですか」
「何かもう徹底的にいい加減ですね、この作品」
「決まるのは日帝衆の時ですか」
「あっちの番の時ですね」
「そうなる、では我々はこれで終わりだ」
悪田部は二人に冷静そのものの声で述べた。
「君達は勝負の時にまた出番だ」
「その時まで用意ですね」
「それで用意が終わったら休憩ですね」
「弱虫ペダル全巻買ったんで読んでます」
「そうして時間潰してます」
「あの作品の主人公は誰だ」
悪田部はもうすぐ彼等の時間が終わる中で二人に問うた。
「小野田君は主人公なのか」
「あのキャラヒロインでしょ」
「どう見ても」
二人はこのキャラをそう見ていた。
「山岳君が主人公ですよね」
「それで小野田君ヒロインですよね」
「何か見てるとヒロインにしか見えないですよ」
「山岳君主人公で」
「そうだな」
こうした話もして彼等のパートは終わった、そしてBパートのはじまりは読者の方お待ちかねのサービスシーンからはじまるのだった。
全裸でだ、西郷はサウナの中にいた。大事な部分はサウナの熱気により生じた湯気で隠れている。スチームサウナではないが気にしてはいけない。
見れば大山と桂もいる、当然全裸だ。
漢達はサウナの中で逞しい身体から汗を流しながら話していた、西郷は腕を組みつつ大山と桂の話を聞いてだった。
そのうえでだ、まずはこの件について言った。
「路線変更の話でごわすが」
「はい、若しかするとです」
「あくまで作者様のご気分次第ですが」
日帝衆は作者への礼節も忘れていない、その為作者に対しても様付けなのだ。何処かの二人とはえらい違いだ。
「我等日帝衆が主役になることもです」
「その中の一つの案としてあるそうです」
「我等が敵役から主役になる」
「その可能性もあるとのことです」
「左様でごわすか、しかしでごわす」
ここで西郷が言うことはというと。
「おいどん達は敵役であろうと主役であろうとでごわす」
「はい、民と日本、そして地球の為に」
「為すべきことを為すだけです」
大山と桂は西郷にこう返した。
「ただそれだけです」
「主役なぞというものにこだわらず」
「公に尽くすのみ」
「それだけであります」
「その通りでごわす。確かに主役になるということは有り難いことでごわすが」
それでもというのだ、ここで西郷のアングルは股間に集中する。アニメ化の時はそうなってくれると実に嬉しい。
「しかしでごわす」
「まずは公のこと」
「それからですね」
「私のことは最後でごわす」
敵役の言葉である、これが。
「それでいいでごわす」
「元老はあくまで滅私奉公」
「それに徹しておられますね」
「滅私奉公を国家への尻尾
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