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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0944話
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う、それこそメギロートやイルメヤ辺りであれば集中攻撃されるとあっさりと撃破されてしまうだろう程に。
 勿論シャドウを始めとしてバリア系統装備を持っていれば話は別だろう。だが、メギロートやイルメヤは質より量というコンセプトの無人兵器である以上バリアを装備は出来ないし、そもそもホワイトスターにある兵器生産プラントで生み出されるのは、装甲素材の変更や実弾からビームに変更といった風に機能の強化に関してはある程度柔軟に対応出来るものの、今まで存在していなかった全く新しい機能を増強するといった風な真似は出来ない。
 ……移動基地とも呼べるホワイトスターの役目を考えるとその辺の対処は出来てもいいように感じるんだが。
 ともあれ、それらの理由から今のところシャドウミラーのビーム兵器をこの世界に持ち込むつもりはない。
 それに、技術開示をしないのはあくまでも他の世界のビームに比べて威力や消費エネルギー、精度、減衰率の低さ等々に優れるシャドウミラーのビーム技術に関してだ。
 正直、元々のビーム技術はSEED世界よりも上だったが、それ程極端に技術レベルが違うという訳でもなかった。
 だが、シャドウミラーには技術班がいる。……そう、レモン率いる技術班がいるのだ。
 そんなシャドウミラーの技術班が、フラッグシップであるニーズヘッグを作る時にビーム関係の技術を既存のものからそのまま流用する? それこそ有り得ない。
 その結果、技術班が奮起してビーム兵器に関しての技術も一気に上がっていたりする。
 ただ、最近のシャドウミラーは重力兵器が一般化しているので、その辺が目立たないんだが。
 考えが逸れたが、ビーム兵器に関して言えば日本に提供しているストライクダガーが持っているので、この世界の技術がもっと高くなればいずれ戦術機がビーム兵器を持つ日が来る可能性は十分にある。
 それがいつになるのかは分からないが……夕呼辺りの能力を考えれば、そう遠くない出来事だろう。
 それに日本とEUのトップであるイギリスの関係がそれなりに良好な以上、欧州連合軍がビーム兵器を手にするのはそう難しく無いのは事実だ。

「まぁ、そもそも火力に関してならビーム兵器よりもレールガンとかの方で増強される方が早いから、あまりビームに拘る必要も無いだろ」
『そうかもしれませんが、あの威力を見るとどうしても……すいません』

 ペコリと頭を下げてくるグリーヒルに、気にしないように告げて……レーダーに反応があり、機体の速度を緩める。

「止まれ」
『なんでしょうか? やはりアクセル代表のお気に障るような……』
「いや、違う。上を見ろ」
『上? ……っ!?』

 その言葉にドリフトの天井を見て思わず息を呑むグリーヒル。恐らくは俺と同じものを見ているのだろう。
 即ち、天井に無数につい
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