第1話
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絵本の登場人物達が住まう世界であるメルヘンランドは、世界をバッドエンドにする事を目的としているバッドエンド王国に襲撃される。
メルヘンランドの女王であるロイヤルクイーンは、力の源であるキュアデコルを奪われたものの、バッドエンド王国の皇帝ピエーロを封印し、地球にプリキュアの力を送る事に成功した。
ピエーロが封印されたことにより、ピエーロの配下達も撤退していった。
「・・・キャンディには、プリキュアの捜索とキュアデコルの回収を託しましたが、上手くやってくれるでしょうか?」
プリキュアは伝説の戦士だ。
プリキュアとしての力を得た者達を探し出し、協力を得られれば、バッドエンド王国の野望を阻止できる筈です。
だけど、あの子はまだ幼い。
本当は、兄であるポップを一緒に連れて行ってあげたかったが、ポップには私の代わりにメルヘンランドを守護して貰わなければならない。
・・・私にはもう、その力も時間も無い。
ピエーロとの戦闘で疲弊し、力も奪われた。意識を保つことも難しい。
「願わくば、どんな絶望にも負けない、挫けない心を持った人達と共に歩んで欲しい」
ロイヤルクイーンのその願いに、反応した者がいた。
「その願い、叶えてやろう」
「・・・龍?」
薄れていく意識の中で、ロイヤルクイーンが最後に見たものは細長い体躯の緑色の龍だった。
「ぐ・・・くそ!!」
「やれやれ、まだやるつもりか?孫悟飯」
「まったく、あんたほど無駄な努力が似合うバカはいないね」
「ハァ・・・ハァ」
分かっていた・・・
今の俺では奴等に敵わないことを
5年前、コイツ等は突然街に現れ、街の人たちを殺し始めた。
人造人間17号18号
レッドリボン軍の科学者ドクターゲロが創り出した、究極の人造人間。
こいつ等にみんな殺されてしまった。
ベジータさん、クリリンさん、ヤムチャさん、天津飯さん、餃子さん、ヤジロベーさん、そしてピッコロさん。
あの時、戦った中で生き残ったのは俺一人だった。
5年間修業して、スーパーサイヤ人にも成れるようになり、確かに俺は強くなった。
それでも、人造人間には敵わない。
分かってた。
それでも、みんなの仇を取りたくて、人の命を笑いながら奪うコイツ等が許せなくて、何度も挑み、殺されそうになりながら、戦い続けた。
俺が戦い、時間を稼げば、その間に街の人達は避難することが出来る。
「ハアァァァァ!!」
俺は気を最大限にまで上げた
「かぁ」
「フッ」
17号が鼻で笑う。
「めぇ」
「無駄なのにね」
18号が心底バカにしたように笑う
「はぁ」
俺の中で怒りが埋めく
「めぇ」
コイツ等は俺の攻撃を避けないだろう。
「波ァァァァ!!」
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