第三十二章
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「使え」
「ああ、悪いな」
「いきなり戻ってお姉さんを驚かせるな」
「だよな、事前に連絡しておかないとな」
こうしてだった、葛葉は自分の姉に連絡を入れてだrった。
そのうえで彼の家に戻った、そうしてだった。
ライダー達はこの日は身体を休めた、そしてその次の日。
朝起きてすぐにだった、全員それぞれ朝食を食べ。
それからユグドラル本部の前に集まった、それからだった。
最初からいた呉島にだ、言った。
「皆揃ってるからな」
「何時でもいい」
葛葉と駆紋の言葉だ。
「後はスサノオがな」
「どうするかだけだな」
「そうだな、後はあいつ次第だ」
操真も言う。
「あいつがヘルヘイムの森への入口を何処に出すかだ」
「そのことは君達が気にすることはない」
ここでそのスサノオの声が出た。
「既に用意してある」
「それは何処だ」
「今ここに出す」
こう操真にも答えた、すると。
実際にだ、ライダー達の前にだった。
向こう側にヘルヘイムの森が見えている空間があった、その空間を見てだ。光実は確かな顔で仲間達に言った。
「間違いありませんね」
「ああ、森だな」
葛葉はその光実に答えた。
「ヘルヘイムの森だよ」
「いい思い出はないけれど懐かしいな」
葛葉はその空間の向こうの森を見つつこうも言った。
「こうして見ると」
「そうですね、そしてその森で」
「スサノオと戦うか」
「そうなりますね」
「行くぞ」
駆紋は最初に前に出た。
「そして勝って帰る」
「そうだな、皆生きて帰ろうな」
葛葉が続いた、そしてだった。
ライダーと彼等と共に戦う戦士達はだ、そのまま前に進み。
そしてだ、暫く歩いていると。
前からインベスの大群が来た、その彼等を見てだった。
操真がだ、仲間達に問うた。
「いいな」
「ああ、やってやるか」
仁藤が操真に応える、そしてだった。
ライダー達は変身に入った、まずは魔法使い達が。
稲森は腰の紋章に右手を添えた、指輪を付けたその手を。
それから左手の中指にその指輪を入れて言った。
「変身!」
身体を回転させて光に包まれた。
飯島も指輪を付けて左手にはめてから叫んだ。
「変身!」
彼もまた光に包まれた。
そして山本、彼も。
やはり右手の中指の指輪を輝かせながら腰のベルトにその手を添えて。
指輪を左手にはめてだ、言った。
「変身!」
こうして三人の仮面ライダーメイジが姿を現した、その次は。
仁藤がだ、ビーストの指輪を左手の中指にはめてから。
腰のベルトのバックルの部分に手を当ててそのベルトを出させてそこにさらに手を当てると。
「ドライバーオン!」
この声が聞こえてきてだ、仁藤は指輪をはめた左
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