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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-13 仲間との絆
Story13-7 危機を知らせに
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も一緒に行くよ。
時間、無駄にしちゃったな……ユイ、道案内頼む」
「わかりました!」
元気な返事が返ってきた。
「ちょっとお手を拝借」
「え、ええ??」
リーファは急に心臓がドクンと早くなるの感じている。
だが、そんなものも冷めるほど……
「急ぐぞ!」
キリトはリーファの手を取って猛烈なスピードで駆け出した。
「わあああ!?」
たまらずに声を上げる彼女が、前方の少し広くなった通路に大量のオークの群れが居るのに気づいたらしく、口を開く。
「あの、あの、モンスターが」
そんなリーファの言葉を気にもせず、キリトはオークの群れの僅かな隙間を通って走る。
いつの間にか、後ろにオークの集団が出来ていたがそれも気にしない。
そして、白い光が見えてきた。
「おっ、出口かな」
そうのんきに呟いた直後、視界が真っ白に染まり、足元から地面が消える。
「ひぇぇぇぇっ!?」
リーファとキリトは翼を展開して飛び始めた。
「ぷっはぁ……寿命が縮んだよ!」
ようやく、落ち着いたリーファが言った。
「でも時間短縮になっただろう?」
「ダンジョンっていうのはもっとこう……索敵に気を使いながら、モンスターをリンクさせないように……あれじゃ別のゲームだよ全く……」
ぶつぶつ文句を言ううちに漸く落ち着いたのか、リーファが周囲を見回している。
眼下には広大な草原が広がり、所々に湖が青い水面をきらめかせている。
それらを蛇行する河の流れのその先には、雲海の彼方に朧げに浮かぶ巨大な影。
「あっ……」
リーファが思わず息を呑んだ。
空を支える柱を思わせる太い幹が垂直に天地を貫き、上部には別の天体に等しいスケールで枝葉が伸びている。
「あれが……世界樹か……」
――あそこにアスナが居る
キリトも、そんな思いで真っ直ぐ世界樹を見つめた。
山脈を超えたばかりのこの地点からは、まだ20キロ近く先ではあるが、その大樹はすでに圧倒的な存在感で空の一角を占めている。
その根元に立てば上の方は霞んで見えない程の高さがあるその世界樹を、しばらく無言で眺めていたが、やがてキリトが我に返り言った。
「あ、こうしちゃいられない。
リーファ、領主会談の場所ってのはどの辺りなんだ?」
「あっ、そうね。
ええと、今抜けてきた山脈は、輪っかになって世界中央を囲んでるんだけど、そのうち3箇所に大きな切れ目があるの。
サラマンダー領に向かう『竜の谷』ウンディーネ領に向かう『虹の谷』あとはケットシー領につながる『蝶の谷』
会談
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