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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-13 仲間との絆
Story13-7 危機を知らせに
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、再び地底湖を貫く橋が真っ直ぐ伸びていた。
リーファが事情を話し終わると、キリトは何事か考えるように視線を前に戻し、口を開いた。
「なるほど。
いくつか聞いていいかな?」
「どうぞ」
「シルフとケットシーの領主を襲うことで、サラマンダーにはどんなメリットがあるんだ?」
「えーと、まず、同盟を邪魔できるよね。
シルフ側から漏れた情報で領主を討たれたら、ケットシー側は黙ってないでしょう。
ヘタしたらシルフとケットシーで戦争になるかもしれないし……
サラマンダーは今最大勢力だけど、シルフとケットシーが連合すれば、多分パワーバランスが逆転するだろうから、それは何としても阻止したいんだと思うよ」
二人は橋を渡り終わり、洞窟に入っていた。
少し先を行くリーファが、マップを確認しながら走りつづける。
「……後は、領主を討つことによって生じるボーナスね。
討たれた時点で、討たれた側の領主館に蓄積された資金の3割を無条件で入手できるし、10日間だけ領内の街を独占状態にして税金を自由に掛けられる。
そうなれば、もの凄い額になるわ。
サラマンダーが最大勢力になる前、シルフの初代領主を罠にはめて殺したの。
普通領主は中立域には出ないから、ALO史上、領主が討たれたのは後にも先にもあの一回だけなの」
「なるほど……」
「これは、シルフの問題だから……これ以上キリト君が付き合ってくれる理由はないよ……
この洞窟を抜ければアルンまでもうすぐだし、多分会談場に行ったら生きて帰れないから、またスイルベーンから出直しで、何時間も無駄になるだろうし。
……ううん、もっと言えば…………君の目的を達成するためにはサラマンダーに協力するほうが最善かもしれない。この作戦に成功すれば、サラマンダーは充分以上の資金を得て、万全の体制で世界樹攻略に挑むとおもう。君たちなら傭兵で雇ってくれるかもしれない。
今ここで、あたしを斬っても文句は言わないわ」
リーファは目をつむり、拳をぎゅっと握って立ち止まった。
その時は抵抗はしない。
そうみえた。
だが、キリトの答えは決まっている。
「所詮ゲームだから何でもありだ。殺したければ殺すし、奪いたけば奪う」
少し間を置き、再び言葉を紡ぐ。
「そんな風に言う奴には、うんざりするほど出会ってきたよ。けどな、そうじゃないんだ。仮想世界だからこそ守らなくちゃいけないものもあるんだ。
俺はそれを大事な人から教わった…………だから俺は君を斬ったりしないよ」
「あ、ありがと………」
リーファは涙をためながら言った。
「じゃ、洞窟出たとこでお別れだね」
「や、俺
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