暁 〜小説投稿サイト〜
ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
避けられぬ道 中編
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
丈夫よ」

今の間はなんだ?今の間は?
なぜこんなことを言うのは、シノがまだ出来ていない部分が多いからだ。

「昨日復習してたのシノさん?」

「してたんだけど、一人だけじゃ分からない所が結構あって…」

「まあ時間はまだある。SHRもまだ始まっていないから、その間に何とかするぞ」

「ごめんなさい…」

そうやって出来ていない部分を教えていくが、時間とは酷いものだ。こんなあっという間にテスト五分前になるのだから。

「おらお前ら!ちゃんと勉強してきたか!?いくらなんでも勉強しないで臨む馬鹿者いないと思うが、それでも分からない部分があったら何とかするように!!あと、頑張ったら褒美でケーキを用意する!!一人一人にだ!しかーし!赤点をとったものにはその資格がない!!欲しかったら赤点をとるなよ!?以上!テスト開戦だ!! 」

オオオオオオオオオオオ!!!!!!

うるせぇーーーー!!お前たちうるせえんだよ!あと我妻もうるせい!

「やっぱり面白いクラスだね〜」

「いやただのバカなだけだろ! 」

「でも、我妻先生の一言で火がついた者がいるよ」

「あ?誰…」

言いかけたところで止めた。なぜならすぐに誰かがわかったからだ。
シノ…。ケーキで釣られたのか…。

なぜかさっきまでわかってない所が、今はスラスラと読み上げている。
ま、まあ結果オーライ?

そして、テストは開始されたのであった。

ーーー−−

「やっと終わった…。トウイよ。俺は疲れたよ…」

「お疲れ様。で、二人ともどうだった?」

「いつもよりは出来てるような気はする。これならお前よりも点数は高いかもな」

「ほーう。なら合計点で勝負しよっか。負けた方は勝ったものの願いを叶えるで」

「断る。で、シノは?」

トウイの戯言を無視してシノに振り返ると、なにやらプルプルしている。
シ、シノさん?

「……ギリギリ…です…」

シノ!最初のあの状態はどこにいったんだ!?あれならいけると思ったんだが!?

「解答欄が途中でずれていて、気づいたのが最後だったのよ…。それで焦って直そうと思ったんだけど、時間が無くて…。そのあとなんかいつもみたいにわからなくなって…」

申し訳なさそうに人差し指と人差し指で突っついている。

「……シノ。祈れ。とにかく祈ってろ。さればなんとかなる…かもしれない…」

「テキトウだねヒロヤ君」

「うるせい!もうそれしかないだろ!」

「ど、どうしよう…!」

どうしようって言われて。どうにもできないし…。

「それは違うよっ!ヒロヤ君!」

だから!いい加減にしろ!〇木かお前は!?

「まあいい!言ってみろ!」

「一つだけ方法が
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ