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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
避けられぬ道 中編
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「はぁ…わかったよ…」

しぶしぶ部屋から出て、待つこと五分。やっと親父が部屋から出てきた。

「大丈夫だ。特に変なことはしていない」

工具箱っぽいもの片手に何を言っているんだこの人は?
絶対になんかやってただろ!?

「まあいいや…。とにかく入ろう」

部屋に入ってすぐに周囲を確認し、何もされていないことを確認した。
どうやらなにもされてないようだ。工具箱持っていたから、少し身構えてたようだな…。

ベットに倒れこみ、先ほど親父が座っていた机を見る。そこも特に変わったところはないな。いつも通り、本やら電動ガンやらケルサスガンダムが置いてあるだけだ。

「てかマジで何してたんだよ…。すごい気になる…」

考えてみたものを、やはりいつも通り答えはでなかった。

「仕方ない。とりあえず今日は家族三人でゆっくりしているか」

すぐに疑問は捨てて、このあとをゆ〜っくりと過ごすことにした。

ーーー−−

「そろそろテストも明日だね」

「考えただけでも鬱だわ…」

「さすがに今回は大丈夫だろ。俺たちとしっっかり勉強したんだから」

「確かにそうだけども、不安なのよね…」

今日はシノの家で勉強会。日曜日だ。つまり、明日からテストが始まるわけだ。

「にしても、やっぱり女の子の家って感じだね。シンプルだし、人形とか置いてあるし」

「悪い?私だってちゃんと女の子よ」

「いや知ってるよシノさん。ねっ?ヒロヤ君?」

「そこでなぜ俺に振る?」

「お約束の流れ的に」

「なんじゃそりゃ」

そんな他愛もない話をしながら、テーブルに向かって勉強している。シノも質問してくる回数は最初の頃と比べて減ったし、これならテストも大丈夫そうだ。…多分。

「そろそろお昼だし、ご飯の支度でもしてくるわ」

シノが勉強道具を片付けて台所に向かっていった。

「一応聞くが、料理できるのか?某バスケ漫画のように、実はめちゃくちゃ不味いとか…」

「ヒロヤだけ抜きにするわよ?」

「冗談ですよシノさん。だから俺の分もお願いします」

育ち盛りの男子高校生が、飯抜きとかはさすがにキツイです。

台所からは包丁のリズムのいい音が聞こえたり、美味しそうな匂いが漂ったりしてきた。
これは期待できるかも。いい具合に腹も減ってきたし。

「ところでヒロヤ君は料理できるの?」

俺たちも勉強道具を片付けていると、トウイがそんなことを聞いてきた。

「少しはできるぞ。ちなみに得意料理はカルボナーラだ」

「聞いていない情報まで言ってくるね。まあ、今度食べさせてみてよ」

ほう?俺のカルボナーラは絶品だぞ?そこら辺のやつとは別物だ!

「それは楽しみだね。じゃ
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