暁 〜小説投稿サイト〜
ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
避けられぬ道 中編
[2/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「はぁ…わかったよ…」
しぶしぶ部屋から出て、待つこと五分。やっと親父が部屋から出てきた。
「大丈夫だ。特に変なことはしていない」
工具箱っぽいもの片手に何を言っているんだこの人は?
絶対になんかやってただろ!?
「まあいいや…。とにかく入ろう」
部屋に入ってすぐに周囲を確認し、何もされていないことを確認した。
どうやらなにもされてないようだ。工具箱持っていたから、少し身構えてたようだな…。
ベットに倒れこみ、先ほど親父が座っていた机を見る。そこも特に変わったところはないな。いつも通り、本やら電動ガンやらケルサスガンダムが置いてあるだけだ。
「てかマジで何してたんだよ…。すごい気になる…」
考えてみたものを、やはりいつも通り答えはでなかった。
「仕方ない。とりあえず今日は家族三人でゆっくりしているか」
すぐに疑問は捨てて、このあとをゆ〜っくりと過ごすことにした。
ーーー−−
「そろそろテストも明日だね」
「考えただけでも鬱だわ…」
「さすがに今回は大丈夫だろ。俺たちとしっっかり勉強したんだから」
「確かにそうだけども、不安なのよね…」
今日はシノの家で勉強会。日曜日だ。つまり、明日からテストが始まるわけだ。
「にしても、やっぱり女の子の家って感じだね。シンプルだし、人形とか置いてあるし」
「悪い?私だってちゃんと女の子よ」
「いや知ってるよシノさん。ねっ?ヒロヤ君?」
「そこでなぜ俺に振る?」
「お約束の流れ的に」
「なんじゃそりゃ」
そんな他愛もない話をしながら、テーブルに向かって勉強している。シノも質問してくる回数は最初の頃と比べて減ったし、これならテストも大丈夫そうだ。…多分。
「そろそろお昼だし、ご飯の支度でもしてくるわ」
シノが勉強道具を片付けて台所に向かっていった。
「一応聞くが、料理できるのか?某バスケ漫画のように、実はめちゃくちゃ不味いとか…」
「ヒロヤだけ抜きにするわよ?」
「冗談ですよシノさん。だから俺の分もお願いします」
育ち盛りの男子高校生が、飯抜きとかはさすがにキツイです。
台所からは包丁のリズムのいい音が聞こえたり、美味しそうな匂いが漂ったりしてきた。
これは期待できるかも。いい具合に腹も減ってきたし。
「ところでヒロヤ君は料理できるの?」
俺たちも勉強道具を片付けていると、トウイがそんなことを聞いてきた。
「少しはできるぞ。ちなみに得意料理はカルボナーラだ」
「聞いていない情報まで言ってくるね。まあ、今度食べさせてみてよ」
ほう?俺のカルボナーラは絶品だぞ?そこら辺のやつとは別物だ!
「それは楽しみだね。じゃ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ