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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
避けられぬ道 前編
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て、次は化学をやるか。


ーーー−−さらに三十分後

「ねぇ。この組成式と名前ってなに? 」

「んあ?どれどれ…。PO4、3-と、Ca、2+で…」

……わかんねえ…。

「おいトウイ。これの答えはなんだ? 」

「ん?それはCa3(PO4)2で、リン酸カルシウムだよ」

「だそうだ」

「なるほど。ありがと」


ーーー−−さらに一時間後

…飽きてきたな…。

「なぁ。ちょっと休憩しないか? 」

「賛成。さすがに慣れない勉強をするのは疲れたわ…」

「じゃあ、休憩しよっか」

休憩することができたけど、ここ図書館だから本しかないな。どうする?

「じゃあ、リレー小説やる? 」

「リレー小説? 」

なんだそれ?てか心をまた読まれた。いつぶりかな〜。

「一人一行文、この紙に文章を書いて回すんだよ」

「なるほど。面白そうね」

「まあどうせ暇だし、やってみるか…」

さぁ、俺の勘ではろくでもないのができると告げているぞ。絶対にろくでもないと!

順番は、シノ→トウイ→俺だ。

シノが紙に書き終わったのか、次はトウイに回った。トウイも書き終わると俺に回ってきた。
文章を見てみると、

『ある街に、一人のガンダムがいた…』

『そのガンダムの前に佐藤が立っていた』

冒頭からろくでもねぇ!
なんでガンダムがいるんだよ!誰だよ佐藤って!?
だが、これを文章に繋げればいけない…。

『が、じゃまなので踏み潰し、先に進むことにした』

「ほれシノ」

シノに渡し、自分に回ってくるのを待とう。
そうこうしてるとすぐに回ってきた。

『と思った瞬間佐藤が』

『「佐藤、行きまーす!」と血まみれで言った』

………佐藤生きてるのかよ…。

『「どこに行くんだよ…」というツッコミを無視して佐藤は行った』

「………」

無言で紙を差し出す。
とりあえず、ここからは内容だけを送ろう。

シノ→『三途の川に着いた佐藤』

トウイ→『そこで佐藤は、番人に出会った』

あっ。やっぱり死んでたんだ。

ヒロヤ→『待て、ここは△△川だ!引き返さないと死ぬぞ!』

シノ→『「そうだったのか!」と佐藤は驚いた』

トウイ→『「それは違うよっ!」と番人に、ある人物が言った。さらに「四行前を見て!そこには三途の川と書いてあるよ」』

反論してきやがった!いいだろう…乗ってやるよ!!

ヒロヤ→『番人は微笑んだ。「たしかにここは三途の川だ。だがしかし、この川にだって二つ名というものがある、それが△△川だ」』

シノ→『そうだったのか!!だが断る、私にはガンダムを殺す使命がある。そのためには』


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