マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0943話
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と、やはり足を引っ張られるのは確定か。
……まぁ、この作戦の根底にあるのはシャドウミラーに頼らずにハイヴを落とすというものだったからしょうがない、か?
結局今回は無理だったが、それでもこの結果を次に繋げる事は出来るのだから。
もっとも、いざという時に俺達が後ろに控えているというのを知ってる為に緊張感がなかったというのはあるかもしれない。
けど逆に言えば、それだけ積極的にBETAとの戦いを進められたという事にもなるので一長一短だろう。
『アクセル、話を付けたわ。EF-2000を1個小隊回してくれるそうよ』
マリューからの通信に思わず驚く。
まだ欧州連合の虎の子とも言えるEF-2000が残っていたのにも驚かされたが、その虎の子を俺へと預けるというのにもだ。
数秒前にEF-2000云々と考えてはいたが、まさかそれが本当になるとは。
「また、随分と奮発したな」
『向こうにしてもアクセルと一緒に行動させるというのは利が多いと判断したんでしょ。安全も基本的には確約されているんだし』
「……なるほど。まぁ、確かにその点はあるかもな」
多少思うところはあれども、この世界の戦力を多少でも底上げさせるというのなら、俺としては文句はない。
『この地点に向かって頂戴。EF-2000とはそこで合流予定よ』
マリューから送られてきた座標を確認すると、ハイヴから少し離れた場所に確認されている場所が示されていた。
戦力的にあまり配置されていないところを見ると、恐らくはこの辺のBETAの駆逐もこっちにやって欲しいのだろう。
「了解。じゃあ、ちょっと行ってくる」
『ふふっ、まるでどこかちょっとそこまで買い物に出掛けるみたいな気軽さね』
「そうか? そうかもしれないな」
そう告げ、テスラ・ドライブを起動させてシロガネの甲板から飛び立ち、送られてきた座標のある場所へと向かう。
殆ど時間が掛からず到着したそこには、数台のリニアガン・タンクとガン・ルゥが存在しているだけで、戦術機は存在していない。
「こちらシャドウミラーのアクセル・アルマーだ。これからここのゲートからハイヴ内部に突入するが、ここにいる戦力はこれだけか?」
『こちらブルーウルフ小隊、リクミン・スラナ中尉。アクセル・アルマー代表に会えて光栄です。ここの戦力は残念ながらこれで全てとなります』
映像モニタかに映し出されたのは、ムラタと同年代と思われる中年の男。その男の口からは、どことなくらしい野太い声が聞こえてくる。
「撃破されてこれか? それとも最初からこのくらいか?」
『後者となります。そもそもここからBETAが出てくる事が殆ど観測されていませんので、念の為に自分達が派遣されました』
欧州連合軍や国連軍にも余分な
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