実力
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れたことは甚だ不本意ではあるが
「まぁ、暇だし、いっちょやるか?」
「中がいいなら、僕は大歓迎だよ」
そうかと言って、俺はアリーナの中央に向かう。
あ、一夏に言っとくことあったな。
「なぁ、一夏。 最初に言わせてもらう。 すまん」
「? 何で謝るんだよ」
急に謝った俺を首をかしげて見る一夏。
男が首をかしげても可愛くないぞと言ってやりたいが、まぁ、いいだろう
「この間の勝負のことだ」
「あぁ、あれか。 何かあったのか?」
「正直に言う。 俺はあのとき、かなり手を抜いていた」
「……は?」
一瞬何を言われたのか分からなかったのだろう。
だが、少し経つと事情が飲み込めたのか、今度は驚きの顔で俺を見ていた。
「あ、あれで手を抜いていたっていうのか?」
「ああ。 勝負相手になめ腐ったことをして申し訳なかった」
すまない、と頭を下げる
「だが、次からは真面目にやるつもりだ。 だから、このシャルルとの勝負で対策でも考えておけよ? 近接武器しかないお前じゃ、俺には絶対勝てないからな」
「ちょっと! あんた、何気取ったこといってんのよ!」
話を聞いていたのか、凰のやつがキレた。
だが、一夏は分かったと頷いたため、俺はシャルルの待つ中央へ
「それじゃ、始めようか。 そういえば、中のISってどんなの?」
「あぁ、ちょっと待ってろよ」
意識を集中すれば、一秒もかからずにサバーニャが展開される。
一夏の時とは違い、今度はちゃんとホルスタービットも着いていた。
「……第三世代、サバーニャ。……へぇ、中、遠距離タイプの機体なんだね」
「まぁな。 シャルルみたいなオールラウンダーと戦える機会もあんましねぇから、頼りにしてるぜ?」
両手にセンサーとグリップを着けたピストルビットが二丁。
チラリと一夏の方を見れば、以前とは違う部分、ホルスタービットの方に注目していた。
まぁ、見た目的にいえば変わってるのはそれぐらいだよな
「それじゃ、早速始めるよ!」
「おうよ! かかってこいよ!」
アリーナで、オレンジとグリーンの機体が同時に動いた 。
まずは、シャルルの方が銃で牽制の発砲。
俺はそれを後ろに下がりながら上手く避けていく。
反撃に二発。両手のピストルビットで一発ずつビームを放った。
だが、なんなくそれを回避し、シャルルは上空へ。
俺も後をおう形になるが、有利にはさせねぇぞ!
「喰らえよシャルル!!」
両肩に取り付けられているホルスタービット、そこから四つのピスト
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