第四十七話
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はよう、カズ君!」
「ああ、おはよう殺女。今日はまた一段と暴れてたぞ、オマエ」
「ああ・・・これはそうみたいだね」
起きてさえしまえば寝起きのいい殺女は、周りの状況を見て理解してくれた。部屋に貼ってある結界はかなりの強度になってるし、使い切った札も散らばっている。
俺はアヤメの上からどき、部屋中に散らばってしまったもう使い物にならない札を回収していく。
「んじゃ、俺は先に行くから着替えとか済ませてから来いよ。遅れると朝食食えないからな」
「はいはーい。起こしてくれてありがとね!」
「もう今更だろ。それに、他のやつにまかせると死人が出かねん」
そういいのこして、俺は殺女の部屋を出る。とりあえず殺女を起こすためにって俺にアヤメの部屋のカードキーを渡した光也の頭をちょっと疑うけど、実際にやってみてよく分かった。これ、確かに俺が適任だ。
「さて、とりあえず・・・向かうか」
部屋に帰って休めるような時間でもないし、このまま朝食を取りに行こう。予想外の体力消費ではあったけど、まあ今日入ってる中ではそこまで苦戦することはないだろうし、大丈夫だろ。
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