欲しい者
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「無視しないでくださいよ〜 そんな顰めっ面でぇ〜」
うざい
一言でうざい
殺りに、殺気立てて来たのならこっちも相手にするが... ただうざい奴がうざく声かけてきただけじゃ殺るにも殺れないだろ。そもそもこいつを殺りたいわけでもない、黄色の腕輪同氏だ、黄色の腕輪(ピース)で居たい
「お兄さんってもしかして結構強い? 黄色みたいだけど」
「そんなの僕は決められない」
呆れた
目を逸らして答えた
「じゃあちょっと腕輪の中見せてよ」
「鬱陶しい」
「つれないこと言わないでさぁ」
ナンパかよ...
無視して歩く...が
「じゃあ闘うから。殺り合うから」
足を止め、ため息を吐き、そいつを睨みつけ
「馬鹿かよあんた。何が目的だ? 何が目的で僕の腕輪の中を見たいんだ?」
「そりゃあ...まぁ、欲しい物持ってたら...」
睨みつけていた奴は、ニヤリと笑みを見せると
僕の腹に銃を突き付け
「奪う為だよぉ♪」
はぁ... 今度は銃かよ
「どうする? 見せてくれたら。そのまま欲しい物があってくれたら。撃たないであげるけど」
奴の突き付けている銃はマグナム銃。威力は高いだろう。腹部を撃たれても、一発で致命傷、治癒を薄めたら、即死だ
「許せ」
「えぇ〜 なに? 見せてくれたら許してあげるけど」
「違う。お前が持ってるその銃をくれた奴を許してやれって言ってんだ」
「あ?」
何を言っているんだ? 馬鹿じゃないのか? からかっているのか?
そんなことを考えているであろう奴は威圧をかけてくる
そんな奴の顔を見て...
カラン....
カチン...
パラパラ
地面に何か落ちる音
そう、それも"何かの部品"のような小さい物
金属でできた小さな銀の筒やバネ
いつの間にやら手に持っていた小型のナイフを腕輪にしまい、奴を無視して歩きだそうとした
「動いたら殺すぞっ!? わかるよな?」
殺すぞ、その忠告も無視し、歩きだした
「殺す、か。何で?」
「はぁ!? これでに決まってんだ....ろ.......っ!?」
「へぇ、凄い。君はそれで僕を殺すんだね」
言う。奴が持っている、バレルの亡くなった銃を見て不敵に笑みを浮かべながら、そう言う
じゃあね、手を振って前へ歩いた
背後からの物凄い殺気など知らず、歩いた
「ぶっ殺すっ!!」
後ろから走ってやってきた奴を避け、脇腹に膝を入れる。呻き声を上げながら咳き込む奴の腕にかかと落とし。奴が手に持っていたナイフが落ちる
「銃の次はナイフですか。FPSゲームじゃないんですよ?」
回復したのか、手を伸ばして落としたナイフを
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