第02話 処女航海
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さん達に、至急空砲弾を用意してもらい、それを空に向けて撃つように指示意識を飛ばす。
「空砲、撃てーーーッ!!」
私の指示通り、空砲が放たれた。砲口から閃光が走り、発射音が聞こえた。さて、相手はどう出るか。
空砲が空へ放たれてから1分程経っただろうか。相手が、行動を起こした。船を旋回させて私の船体に向けて、砲撃するという行動を。
発射された弾は、艦からかなり離れた場所に着弾し水柱を上げる。最初は返答のために撃ってきた、あるいは威嚇射撃かと思ったのだが、砲撃が2回、3回と続き、敵意を感じる。どうやら、私に当てる気で撃ってきているらしい。
「撃ってきた……か。手旗信号も無しだし、敵意有りのようだな……。長門、あの船の脅威はどの程度だ?」
「見たところ、撃ってきたのはただの鉄の球のようだ。あの程度の攻撃ならば、私の船体に傷ひとつ付ける事は出来ないさ」
「ああ、ただあの船が何故あんな物で攻撃してきたのか理解ができない。奥の手があるかも知れないから、何を隠しているか注意してみよう」
そして、私達は戦闘体制へと移った。大日本帝国の海軍と、世界政府の海軍との初めて戦闘が幕を切って落とされたのだ。
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