マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0942話
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本的にその名前通りに突撃する事しか出来ないのだから。
これが要撃級や戦車級であれば、すぐに方向転換をして追いすがる事が出来る。
要塞級だったりしたら何を言わんやだ。
そんな、次から次に突っ込んで来る突撃級の間をすり抜けるように移動し、無理のない範囲で可能な限り攻撃を加えていく。所詮移動しながらの攻撃である為に、外す攻撃も大きい。
「マリュー、国連軍と欧州連合軍に一応連絡を。俺達のフォローはいるかと聞いてみてくれ」
『いきなり? いえまぁ、この光景を見ていれば分からなくもないけど……ちょっと待ってて』
そう告げ、一旦通信が切れる。
その間にもリニアガン・タンクとガン・ルゥは突撃級の集団をすり抜けるように突き進み……やがてその終端付近へと到着する。
へぇ、無傷で通り抜けたか。これは確かに凄いな。ぶっちゃけ、シャドウミラーにスカウトしたいくらいの腕前だ。
そんな風に考えている俺の視線の先で、とうとう最後の突撃級を回避したまま集団から抜け出し……次の瞬間には急ブレーキを掛けながら強引に方向転換する。
戦車だったり、あるいはKMFでもドリフトとか言うんだろうか? 思わずそんな感想を抱いている中で180度……即ち真後ろを向いた集団は、一斉にその火力を撃ち放つ。
リニアガン・タンクの主砲であるリニア・ガンが連続して撃ち込まれ、更に両脇についている発射口から10発のミサイルを発射する。
確か本来ならあそこには4連スモーク・ディスチャージャーが2基装備されていた筈だが……恐らくこのマブラヴ世界向けに改良されたのか。
まぁ、煙幕を張ったとしてもBETA戦では寧ろ味方の動きを阻害するだけだし、それを考えればいい改造だったんだろう。
ガン・ルゥもリニアガン・タンク同様にその場で半回転する。
一応KMFであるのを思えば、リニアガン・タンクよりは楽に半回転出来たといえるだろう。
そして同時に放たれるマシンガンとキャノン砲。
本来であれば輸出されたり、あるいはイギリスで試験的にライセンス生産されているガン・ルゥはミサイルポッドを装備しているのだが、今は装備していない。
それは当然だろう。突撃級の間を縫うようにして通り抜けるのだから、余分な物はない方がいい。突撃級の装甲殻にぶつかれば、ガン・ルゥ程度の装甲だと呆気なく砕け散るだろうから。
それを考えれば、リニアガン・タンクで突撃級の隙間を抜けていった2台はやっぱり凄い。
いやまぁ、もしシャドウミラーに所属しても戦車の類はフュルギアくらいしかないんから、進軍速度を合わせるのは無理だけどな。
ああ、でもランドグリーズとランドグリーズ・レイブンがあるな。あれは基本的には戦車的な使い方をするし……ふむ、後でちょっと打診してみるか。
そう考えつつも、恐らく断
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