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科学と魔術の輪廻転生
魔術について学ぼう! 前編
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つか魔大陸にも行ってみたいな。
旅行とかで。
 そう考えながらまたもや俺は手を挙げた。

「魔石ってどんなのですか?」

「魔石は、色のついた透明な石のことです。
 その魔力の属性によって色が変わります。
 色とともに、魔石そのものによって使える魔術が決まっているのです。
 色が濃ければ濃いほど内包する魔力が多いですね」

 成る程。

 魔石の魔術というのは、種類だけでなく発動する魔石からの距離も決まっているらしい。
 なので、本来の用途で戦闘には殆ど使えはしないらしい。
 本来の用途、ならば。

 実は、魔石に同じ属性の魔術を通すこともでき、通すと、魔術の威力が倍増するという。
 杖につけて使うのが、主流らしい。

 ちなみにその魔石を使った道具を、魔道具という。
 魔道具は普通、魔石そのものに魔力を持ったものによる物理的干渉があった時、発動するらしい。
 そして大気の魔力では発動しないらしい。
 だから、この世界の文明は発達してるのか。

 俺は納得した。

 魔石そのものは、そこら辺のお店にでも粗悪品なら売ってる。
 でも正直魔道具を買った方が早い。
そして品質も良い。

 俺はまた質問をする。

「魔力が被る事ってあるんですか?」

「えっと、昔初代エリシア国王と被った人がいたらしいけど……詳しいことは分かりません」

 ふーん。

「ありがとうございました。次は何ですか?」

「次は、魔術についてですね」

彼女はあっけらかんと言った。
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