たった一人の休日
[8]前話 [2]次話
春先の冷たい雨
目の前には冷めた珈琲
人波の喧騒に
心 追いつかない…
考えないようにしているつもりで
いつも君を想い出す
それがとても…辛くて…
たった一人の休日を
僕は自由に過ごせない
どこへいても想ってしまう
君のいない休日を
ただ一人…噛みしめる
芽吹く春の草花
解けた雪の小さな流れ
人知れずうつろい逝く
君のいない時間
もう重ならないありふれた日常を
どうにか僕はやり過ごす
それがとても…苦しくて…
この一人の休日を
君と一緒に過ごせたら
きっと僕は幸せで…
ここに君のいない日々
ただ一人…噛みしめる…
たった一人の休日を
僕は自由に過ごせずに
君とのことを思い出す
黄昏逝くこの世界
ただ一人…眺めてる…
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ