第陸話『今朝の喧嘩、その後』
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ゃ、隠していても仕方がないな。あ、でも一応他言無用でお願いするぜ、愛は隠せていると思っているから」
「はい、任せてください♪」
まあ、委員長なら他に言ったりして広がる心配も無いし大丈夫だろう。でも、知れ渡るのも時間の問題……か。
辻堂雄介の純愛ロード
第陸話『今朝の喧嘩、その後』
〜教室〜
「事件があったので朝のSTは中止します。1時間目の授業に向かうように。幸せだなぁ。僕は生徒のいさかいを仲裁する時が一番幸せを感じるんだ」
喧嘩の件であろう担任が出て行った。1時間目は移動もないので15分くらい自由時間となった。
俺は特にすることもないし席が窓側なので何となく外を眺めていた。
すると、大が板東と共に俺の所に来た。
「雄介、怪我は大丈夫?」
「ああ、大丈夫だよ。怪我って言っても、かすっただけだし」
絆創膏を貼った腕を見せる。
「これだから、不良は…」
「まあまあ」
まだ来ていない愛の席。つまり、俺の隣の席を睨む板東、それをなだめる大。
正直、俺の怪我は自業自得なので別に愛が悪いわけではない。
「喧嘩はともかくとして、今日は朝から妙に不良どもが殺気立っていたが。なんだったんだあれは?」
「小耳に挟んだ程度だけど何かヤンキー間であったみたいだぞ」
「あれ、知らないの3人とも?」
俺達の会話を聞いていた南が話しに入ってきた。なんでも、江乃死魔がとうとう西側を制覇したらしくこの東区に攻めてくると噂が飛び交っているらしい。
「それじゃあさ、三大天って知ってる?」
「三大天?」
「おっ、長谷君知ってるわけ?」
「聞いたことがある程度。どういう意味なの?」
「不良業界じゃ常識だよ。聞きたい?聞きたい?」
「結構だ。不良に詳しくなって何の特がある」
あ、板東が断ったせいで南が(´・ω・`)←こんな顔して落ち込んだ。
「あ、俺は聞きたいかな」
「そお、いや〜俺昔はワルかったから、不良の情勢には結構詳しいんだよ」
南曰く三大天とは―――もう、語るの面倒くさいから詳しく知りたい人は原作をプレイしてくれ。
「だけど、その三大天の均衡が崩れそうなんだよ」
「なんでまた?」
「これは、あくまで噂なんだけど……なんでも最近中国地方最強と言われている不良がここ湘南に来ているらしいんだよ。その名も……喧嘩姫」
「喧嘩姫……何処かで聞いたような…」
「海堂さんが、さっきそんなこと言っていたような…確か、無敵無敗の喧嘩姫と呼ばれていたとか」
「海堂さんって雄介くんの幼馴染み
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