心を閉ざす少年
決闘結果の刻
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ブザーが鳴ると、二人共が同時に距離を取り、ライフルを構えた。
『このライフルで撃ち抜いて差し上げますわ!!』
《ブルーティアーズ、第三世代型、射撃を主体にしたため接近戦での奇襲、弾の無くなるまでの耐久戦が良さそうです。あとはブルーティアーズの四基レーザー、二基弾道ミサイルを避け破壊出来れば勝てない相手ではありません!!ご主人様!!》
『ねえ、零さん・・・』
《なんでしょうか?ご主人様?》
『その格好と喋り方やめてくれませんか!?』
雷神に搭載されたAI、零がメイド姿で解説をしてくる。
『どこでそんな知識を・・・』
《織斑先生がこういうのが良いって・・・》
『誰と話してますの!?隙だらけですわ!!』
ミサイルが大量に撃ち込まれる・・・しかし、彼方は身動きせず、零と話していた。
『だから、あの先生は・・・ ((ボソッ ブルーティアーズのミサイルの数は?』
《ふっふっふっふーご主人様の耳を弄った時の音声が・・・ ((ボソッ 最大十発でもう全弾撃ち込みました。》
『わかりました・・・って何時の間にそんな音声を!?』
《うふふふ、これでご主人様は私を消せなくなりましたよー?((ニヤニヤ 》
『はぁー・・・AIなんて創るんじゃなかった・・・』
ミサイルが彼方に迫る・・・
巨大な爆発音が鳴り、観客がざわめき始めた。
「柏木君・・・大丈夫かなぁ・・・」
「たぶん・・・」
『柏木君!?応答してください!!柏木君!!』
「無理だ・・・あいつには何も聞こえない・・・」
「織斑先生・・・」
「あいつは音声を遮断しているからな・・・それに、」
〜戦いはまだ終わっていない〜
煙が止みそうだったその刹那、
『やられた事にしないでください!!』
と言って彼方が煙を裂いてライフルを確実にセシリアに当てる。
『!!うそ!?なんでノーダメージなんですの!?』
彼方は、少しの動きでミサイルを避けて、ミサイル同士をぶつからせていた。避けて、ぶつからなかった物は、ライフルで撃ち抜いていたのだ。
全弾を撃ちきった彼方は砂鉄でマガジンを作り、リロードをする。
{砂鉄とはいえ、リロードが必要の様ですわね・・・ならば!!}
セシリアのビットが彼方を襲う・・・が、
『僕の機体にビットの様な物は無いとは言ってませんよ?』
『!!』
ビットがセシリアの背後から全て壊される。
『どういうことですの!?』
そこには彼方と同じような黒い気体がもう一体居た。
「あれは?なんなんですか?織斑先生?」
「あれは砂鉄ですよ、山田先生。あんな大きいライフルをリロードしながら・・・まあ、あいつはIS適性値が測定不可ですからね・・・」
「そうだったんですね・・・」
「!!」
一夏は心底驚いた・・・そんなにISの操作が上手い人が隣に居たとは・・・
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