暁 〜小説投稿サイト〜
女の妬み
ママ友とイクばぁの地獄…私は負けない。

前書き
私は倉岡 真依(くらおか まい)、26歳。元モデルで現在はしがない劇団の看板女優。夫はイケメン実業家の倉岡政宗(くらおか まさむね)27歳。子供は6歳の娘・花紅野(かぐや)。そして、戦いは名門小学校でママ友。これは、夫の都合で小学校3年の3学期までの壮絶な戦いを記録したものである。私は花紅野にはのびのびと成長する事ができる学校に行かせたかった。そんなある日、義母がある私立学校の入学案内を持って来た。義母は元から教育熱心で花紅野が通う幼稚園も義母の勧めで入った。義母は学歴が良ければ、就職活動に良いからとほぼ決定していた。義母の言うことを聞いて置かないと、馬鹿高い月謝とリトミックの費用を捻出できない。夫はまたか、と言う感じで「なんとかお袋に言えないのか?」夫に教育熱心な義母の言うことを聞いて置かないと駄目と話をした。それから、義母の支えがあって合格した。義母は「真依さん、これから大変だけど、できる限りの支援をするから、女優頑張ってね(笑)」はぁ?と思っていた。花紅野はあなたの道具ではないのに…。
と思い困惑した。初めての登校は覚えていない。不安と既に出来上がったママ友グループ。花紅野は友達が出来ている。ある日、花紅野を送ったあと帰ろうとすると声をかけて来た。すらりとしたスタイルの良い、感じの良さがにじみ出ていた。名前は猪木飛鳥。息子は武久。彼女は「ASUKA INOKI」のオーナーでありながらしっかりと子育てをこなしている憧れのママ。ちなみにアパレルブランドらしい。私は彼女と仲良くなれると思っていた。翌日、彼女からママ友として、長峰可南子(ながみね かなこ)と娘の亜子。保田なみ依(やすだ なみえ)と息子の滝恭(たきやす)。私は彼女達に早速、義母の事について相談した。「あー、義母がしゃしゃり出るのは普通らしい。花紅野ちゃんはあまり心底喜んでないよね。イクばぁという人いるからママはやりずらいね。」可南子が理解を示してくれた。それが思わぬ方向に向かっていると思ってもいなかった。続く
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