4話
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アーロンを倒した数日後、ガープの爺さんが軍艦でココヤシ村にやって来た。
「悪いな、わざわざ呼んで」
「わしを呼びつける奴なんか、お前くらいじゃわい」
「仕方ないじゃん、俺は海軍に爺さん以外知り合いなんか居ないんだし」
「まあ、ええわい」
「それと、ここまで来たついでにさあ、俺をシャボンディ諸島まで送ってよ」
「シャボンディ?」
「ああ、前に話した俺の無くした記憶に関係があるかも知れないんだよ(ウソだけど)」
「・・・・・・・」
「頼むよ、お願いします」
「わかった、アーロン一味を乗せたら出航するぞ」
「ありがとな、爺さん」
「感謝するなら、海軍に入れ」
「それは無理!!」
「・・・チッ」
「じゃあ、用意してくるから」
そう言ってガープの元を離れて、村人のところに戻ると荷物をまとめて皆に別れの挨拶をした。
「みんな、数日だったけど色々ありがとうな」
「お礼を言うのはこっちよ、私もノジコやナミ、村の人が全員無事なのはカイトのおかげよ」
「そうだな、カイトがいなかったらどんな目に合わされたのかを考えると、本当に恐ろしい」
ベルメールさんとゲンさんが声をかけてくれた。
「カイトお兄さん、ありがとう、気をつけてね」
「お兄ちゃん、ありがとう、このお礼は体で払うね」
「・・・・・・・・・なあナミ、それって誰に習ったんだ?」
「ベルメールさん」
本人にちょっと冷たい視線を向けると、ハハハっと苦笑いしながらあさっての方向を見ていた。
「カイト、出港するぞ」
じいさんの声が聞こえてきた。
「ノジコとナミも元気でな」
軍艦に向かって歩いていくと、後ろからナミが
「また会いに来てくれる?」
「ああ、東の海に帰ってきた時には、必ず寄るよ」
そう言ってから軍艦に乗り込んだ、村の人はずっと見送ってくれた。
「村の人から結構な人気じゃないか」
「まぁ、アローンに支配された時の事を考えたら、よっぽど嬉しかったんじゃないのか」
「アローンか・・・」
「相当人間に憎しみを持ってたしな」
「・・・・・・・」
(何も言わないってことは、色々あるんだろうな・・・原作の通りなら知ってるんだけどね)
「なあ、着くまで俺はどこにいればいいんだ?」
「ん?・・・ああ、おい」
「はい」
「こいつを部屋に案内してやってくれ」
「わかりました・・・では、こちらについてきて下さい」
「どーも、じゃあね爺さん」
「ああ」
海兵に案内されて、部屋の中に入るとベッドに横になった。
(取り敢えずの目的は果たしたな、ベルメールの生存は叶った。今から
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