英雄の帰還
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「「……そ、そうっすか」」
これで、アリスが情報テクノロジーに習熟してしまったら、一体どうなるのか。彼女は、アミュスフィア無しで即時に仮想空間にダイブ出来る、ある意味ネットワークの申し子なのだ。
ーーーと、言う思考を押し退け、俺は言う。
「しかし、アリスよ。何故こんな手を使った?神代さんなら、言えば時間を作ってくれたろ」
「そうでしょうね。あの方はいい人です。私の事をとても気にかけて下さっています。故にーーーキリトの家を訪問する機会は得られても、護衛の衛士が一個小隊付き、と言うことになったでしょうね」
「……後で上に掛け合おうそれは」
俺は言うと、ストレアと共にリビングを出て、家を出た。
「ストレア、先に家に帰っててくれ」
「分かりました」
ストレアは言うと、歩いて家に帰宅した。
俺はスマホを持つと、神代さんに電話をする。
『もしもし?』
「……俺だ。アリスを見付けた。キリトの家だ」
俺はアリスから言われた事を話すと、流石の神代さんは五秒程絶句した。
『……そう、だったの』
「大切に扱うのは分かるが、アレも人間だ。……気付いてやれ、出なきゃ、後になって後悔するぞ、俺とダークの様にな」
数日前の無人島戦闘を思い返し、俺は言う。結局、俺はダークを分かってやれなかった。だから、責めて今度は、周りの人間の心は分かってやろうと思う。……出来ることと言えば、それだけだから。
『……分かったわ』
「後でキリトからも連絡が来るかも知れん。くれぐれも、俺が電話をしたことを悟られん様にな」
俺は電話を切ると、ポケットにしまう。
そして、俺は家に帰った。
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