マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0941話
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得があるかと言われれば、首を傾げざるを得ないが。ただ、それでもやっぱりシロガネは必要不可欠な存在だ。
「マリュー、向こうからの要請は?」
『ちょっと待って頂戴。……来たわ。シャドウミラーの出撃要請よ。前もって契約した通り、ハイヴ内に突入する部隊や周辺の部隊にシャドウミラーの機体を付けて欲しいという要請』
「そうか。よし、全機聞いていたな。前もっての契約通りにリヨンハイヴ攻略戦に俺達も参加する。だが、今回は今までとは違ってあくまでも俺達の役目はいざという時のフォローだ。各人、前もって知らされている部隊と共に行動するように。ただし、こちらからの攻撃は原則禁止。自分の身が危険な時のみ許可されているのを忘れるな」
自分の身が危険な時のみ攻撃をしてもいいというのは、最後の最後まで国連と揉めた項目だった。
だが、この世界の戦力を見捨てるのも忍びないし、そもそもそんな真似をすれば人類の戦力が減ってしまう。
それを回避する為に、いざという時フォロー出来るようにこの項目を設定させてもらった。
……まぁ、EUを始めとした戦力を考えれば、この項目が活用されるのは恐らくハイヴ内に突入した部隊になるだろう。
ハイヴの外で敵の数を減らす部隊は、基本的には戦術機もそうだがリニアガン・タンクやガン・ルゥの火力を使った攻撃がメインになる筈なのだから。
ああ、それと戦艦からの援護射撃もあるか。
その辺を思えば、やっぱり今回一番難易度が高いのはハイヴ突入組なんだよな。
ともあれ、そんな俺の言葉に皆が頷いているのを確認する。
「よし、なら転移するぞ。システムXN起動。転移座標入力。転移フィールド生成開始」
その言葉と共にニーズヘッグを中心として光の繭のような転移フィールドが爆発的に広がり、シャドウミラーの各機、そしてメギロート、イルメヤ、シャドウ、シロガネをも飲み込んでいく。
「転移」
その一言と共に転移が完了し、俺を含めたシャドウミラー各機はリヨンハイヴから少し距離のある場所へと姿を現していた。
「国連軍、並びに欧州連合軍、聞こえているか。こちらシャドウミラーのアクセル・アルマーだ。前もっての契約通りに転移は完了した。これから動き出すが、何かアクシデントの類はあるか?」
フォールド通信システムを使って呼びかけると、すぐに映像モニタに50代程の白人の男が映し出される。
『こちら国連太平洋方面総軍、第一軍のリルノア・クロム中将。現状で特に問題無し。作戦のタイムテーブル通りに進んでいるので、シャドウミラーもその通りに動いて欲しい』
ふむ、アクシデントの類は無しか。まぁ、良かったと言うべきか。
「了解した。聞いたな、シャドウミラー全軍。全て作戦前に説明した通りに動くように。BETA共に間抜けな姿を
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