マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0941話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
備は出来ているからいつでもいいわよ』
レモンの言葉を聞き、ニーズヘッグの映像モニタに周囲の様子を映し出すと、そこにはシャドウミラーが誇る主戦力がそれぞれ準備万端整え、綺麗に整列して存在していた。
ちなみに、結局数にしては全部合わせて1万機程度となっている。
これはアンバールハイヴを攻略した時に用意した戦力だとこちらの数が多すぎて、最終的には手透きの者がかなり出たという理由もある。
本来であれば、反応炉を破壊した後で四方八方に逃げ出すBETAに対する追撃戦力というのも考えていたのだが、何しろメインホールでBETAを誘き寄せるという戦術を確立した事もあって結局は反応炉破壊後にハイヴから逃げ出すBETAの数は驚く程少なく、その逃げ出した相手にしても主に地上戦力として残っていたイルメヤや、中東連合、アフリカ連合の戦力によって全て撃破されている。
それを思えば、今回はEU側で戦力を用意してある以上は1万機で足りるという判断でこの数となった。
もっとも、EUの場合は主戦力がEF-2000を始めとした戦術機であるのを考えれば、俺達と同じようにメインホールでBETAを殺し尽くすという真似は出来ないだろうが。
そもそも、新型戦術機のEF-2000にしたってようやく生産が本格化されたばかりであり、依然として第2世代戦術機、中では第1世代戦術機が主戦力となっているところもある。
それを思えば、俺達と同じ戦術を採るというのはまず無理だ。
つまり、速攻で反応炉を破壊してBETAをハイヴから追い出すというのが目的となる。
まぁ、BETAが地上に出てくればガン・ルゥやリニアガン・タンクという戦力があるので、殲滅するのは無理でも圧倒的な戦果を上げる事は出来るのは間違いない。
『アクセル、始まったわ。空母から戦術機が発進したのを確認。それと同時に揚陸艇でリニアガン・タンクとガン・ルゥ部隊の出撃も確認』
マリューからの通信に頷く。
ちなみに、今回はニヴルヘイムは待機だがシロガネは出撃する。
何しろ俺達の移動基地的な役割もあるしな。補給をする場所は必須だ。
……まぁ、シロガネやニーズヘッグが出た時点で光線級や重光線級の攻撃が集中するのは確実だ。
一応シャドウミラーが手を出せば向こうの報酬が減るんだが、シロガネに関してはあくまでも俺達の移動基地的な存在であるとして、例外的な扱いとなった。
勿論攻撃しないでレーザーを防ぐ事だけしか許可されてないけどな。
だが、この世界の住人にしてみればいざという時に上空から援護射撃をして貰えるという事でもあり、それが今回のリヨンハイヴ攻略戦に参加する軍人達の士気を上げているというのも事実。
お互いにWIN-WINな関係であると言えるだろう。
いやまぁ、こっちにWINと言える程の
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ