マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0941話
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らニーズヘッグのシステムXNで転移するということだったのだが……
ぶっちゃけ、システムXNで転移をするのなら距離に関しては意味が無いという事になり、こうして馴染み深いオーストラリアの基地で待機となった訳だ。
『なるほど、確かにミサイルの類も十分以上の効果を発揮しているな。完全にとはいかないが』
コーネリアの言葉通り、リヨンハイヴ近くにあるケルト海のビスケー湾に停泊している戦艦から放たれるミサイルがハイヴから姿を現しているBETAへと次々に着弾、幾つもの爆発を作り出す。
リヨンハイヴ近くという意味では、よりハイヴとの距離が近いアフリカ大陸側のバレアス海という選択肢もあったのだが、今回の件はEUがメインという事もあって、よりイギリスに近いビスケー湾に戦艦は待機する事になっていた。
『けど、完全にって訳じゃないよな? 結構撃墜されているし』
スティングからの通信に改めて映像へと視線を向ける。新型のAL弾頭を使ったとしても、光線級を完全に無効化出来る訳ではない。たまたま重金属雲の薄い場所に光線級がいたのか、幾つかのミサイルが空中で撃破されているのが分かる。
もっとも、光線級というのは最優先撃破目標だ。すぐにレーザーの照射元へと砲弾が放たれ、周辺諸共に消滅させているが。
そんなミサイルや砲弾の雨も効果が十分だと判断したのだろう。次第に少なくなっていく。
『どうやら地上部隊が出撃するようだ。アクセル、私達の出番もそろそろなのでは?』
シャドウミラーの幹部が集まっている中でも、特機であるヴァルシオン改の巨大さはかなり目立つ。まぁ、ここにいるのはシャドウミラーのメンバーだけだから気にした様子はないが。
にしても、特機か。今のシャドウミラーにはエキドナのヴァイサーガ、ムラタのトリニティゲイン、ギルバートのヴァルシオン改の3機しか特機がないんだよな。
いや、普通であれば特機というのはコストが莫大なものになるから、3機もいれば十分過ぎる程の戦力ではある。
だが、ヒリュウ改やハガネを思い出すとどうしても……向こうが運用している特機の数は俺達とは比べものにならない。
まぁ、シャドウミラーの機体はどれもが特機並みの攻撃力を持っているのを思えば、贅沢な悩みってところか? けど、特機が敵に与える心理的な威圧感ってのは馬鹿に出来ないものがあるんだよな。
……もっとも、BETA相手に威圧感も何もあったものじゃないのは事実だが。
『アクセル、どうしたの? システムXNの準備はいい?』
そんな風に考えていると、ヴァイスセイヴァーに乗っているレモンからの通信。
「ん? ああ、いや。ちょっと考え事をな。システムXNに関しては問題ない。いつでも起動可能だ」
『そう? メギロートとイルメヤ、量産型Wの方も準
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