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ウイングマン ウインドプラス編
■1■ 初詣
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緒に行くために今日の分までやってしまおうと深夜遅くまで机に向かっていたのだ。
しかし、夢の中でも健太は勉強していた。
読んでいた参考書がだんだんと巨大化して、覆いかぶさってきた。今にも押しつぶされそうだ。
「助けてくれぇ〜」
寝言で助けを求めていた。



2.
「アオイさんは着物とか着るんですか?」
桃子は着物に着替えながら質問した。
「ハハハハ。別に着なくもないこともないっていうか……」
笑ってごまかした。
当然、アオイも着物なんて着たことはなかった。
健太の家に遊びに行ったとき、勉強を頑張っている姿を見て、何か健太を励ましてやれないかとサプライズをすることを思いついた。
そして、いろいろ考えた末に一番最後に思い浮かんだのがウイングガールズの着物姿だった。
それで着物について多少調べて、ディメンションパワーを駆使して用意したのだ。
「私も七五三のときに着た以来かもしれないわ……」
話しながら美紅も丁寧に着つけをした。
アオイが用意した着物は素人にも簡単に着ることができるタイプで、3人とも問題なく着ることができた。
「美紅ちゃん、桃子ちゃん、ちょっと並んで」
アオイに言われるがままに2人は横に並んだ。
「後ろ向いて!」
2人をくるっと背を向けさせると、アオイは2人のお尻をマジマジと見た。
「やっぱり……」
そう呟くと1人でうんうんとうなづいた。
「アオイさん、どうしたんですか?」
桃子はアオイの行動の意図がよくわからずに戸惑っていた。
そして続く言葉がさらに困惑を加速させた。
「2人ともパンティを脱いで!」
「え〜っ!?」
いきなりアオイにそんなことを言われて、美紅と桃子は驚いた。
「ど、どうしてですか?」
2人ともわけがわからない状態で下着を脱がされるわけにはいかない。
しかし、アオイは得意げな顔でその質問に答えた。
「2人ともパンティのラインが浮き出るのよ。ほら」
下着の腰のラインを見てみると、アオイの指摘通り着物の上からパンツのラインが盛り上がっていた。
「着物を着るときは下着を履かない。これがマナーなのよ!」
アオイは自分のお尻のちょっと突き出してヒップラインを見せた。
着物がきれいに伸びていた。不自然なパンツのラインはまったく見えない。
アオイはすでにパンツを脱いで着物を着ていたのだった。
確かに、着物の美しさを生かしているのは理解できた。
美紅も桃子も当然、着物の着方やマナーなんて知らない。
アオイにそう断言されてしまうと、思わず納得してしまうしかなかった。
「まあ、これだけ裾が長ければめくれる心配もないかな……」
桃子は美紅と顔を見合わせた。
「そ、そうだよね……」
顔を赤らめながらも2人はパンツを脱いだ。
「なんか落ち着かないけど……」
美紅は
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