壊してしまう前に目を閉じる
行燈の幻想的な火に照らされてきつく抱き合う。反対の手で互いの背中に刀を突き付けて。
「あの人がいねェ世界なんざ壊れちまえば良いんでさァ」
瞳に揺らめく愛憎に土方は悲しそうに目を細める。
「それでもあの人が守ったもんは壊せねーだろ」
静かに頷くと二人そっと目を閉じた。
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