第4章
停止教室のヴァンパイア
第85話 夏です!水着です!ピンチです!
[2/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
て、それでも男か!?って思わずツッコミそうになってしまったよ。
その事を冬夜さんに話すと、冬夜さんは軽く嘆息して再び小声で話し掛けてくる。
(明日夏って、家族の事を考えすぎて、自分の事を疎かにしている訳じゃないんだけど、そう言う方面の事を考えなくなっちゃてるんだよね)
う〜ん、確かに明日夏は…って言うか、士騎家兄弟皆、想いすぎてるって程家族想いなんだよな。
家族優先って事で自分の事を疎かにする事は無いけど、自分のやりたい事にそう言う方面の事が無いみたいだな。
(まあ、女の子に興味津々なイッセー君の近くにいれば、影響を受けるかもしれないし。千秋共々よろしくね♪)
ウィンクしながらそう言い、冬夜さんは離れていった。
あれ?俺のスケベな所を影響させて明日夏に少しでも女の子に興味を向けさせろって言うのは分かったけど、千秋の事をよろしくってどう言う意味だ?
千秋に好きな人ができたら応援しろって事なのか?
すると、今度は明日夏が小声で話し掛けてくる。
(兄貴と何話してたんだ?)
(え、え〜と…)
(まあ、大体想像つくが、俺の色恋沙汰の事についてだろ?)
(あ、ああ…)
あっさりバレた。
(たくっ、兄貴には言われたくねえよ)
(って言うと?)
(兄貴はどうも、俺達の事を考えすぎるあまり、そう言う方面の事を考えなくなってるんだよ。一応、自分の事を蔑ろにしてる訳じゃねえんだが。まあとりあえず、そう言う事を言ってきたら、いい年なんだから自分の事を考えろって言ってやってくれ)
そう言い、明日夏も離れていった。
うん、とりあえずあれだ、二人はよく似た兄弟だってことがよく分かったよ。
まるっきり同じ事をして自分達の恋愛方面の事を疎かにしちゃってるよ!
やっぱり兄弟だよなぁ。
そんな事を思いながら、ジャージに着替える。
「さてと、んじゃやるか!」
部長達の水着を見る為に!
「あ、イッセー君」
「ん、なんだよ木場?」
「ちょっと残っててくれるかい?話があるんだ」
「話?」
「うん。あ、明日夏君と冬夜さんは外してくれるとありがたいな。ちょっと二人きりで話したい事なんだ」
「分かった」
「じゃあ、先に行ってるね」
木場に言われた通り、明日夏と冬夜さんは更衣室から出ていった。
「んで、話ってなんだよ?」
「うん、話って言うより誓いかな」
「ち、誓い…?」
な、なんだ、ものすごい真剣な顔をされた!?
「イッセー君、僕は誓うよ!たとえ何者かが君を狙っていたとしても、僕は君を守るから!」
「っ!?な、なんだよ急に!?」
「こう言う事って二人きりじゃないとなかなか言いづらいだろう?」
「え、あ、いやぁ……ありがとうな…」
……そ、そう言うのは男の俺とかじゃなく、普通ヒロインとかに向ける物では…?
「君は僕を助けてくれた
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ