その別れは、突然だった
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定観念を捨てるスイッチを
相手がどうであれ、差別をしてはいけない。相手がどうであれ、一緒にいて、楽しいことに変わりはない
俺は差し伸べられた手を、握った。石の手から伝わるはずのない、温もりを感じた
「あぁ、友達に決まってるだろ。あと残りの時間、日本で楽しんでいけよ」
「いえ、もう明日、帰ります」
「へ?」
「この学校の全員と友達になるのに、1週間もかからなかったようです。全員と友達になることが目標だった僕は、もう、達成したので、結果報告に、イースター島に帰ります」
モアイは空を指さした。すると、空に金属の大きなモアイが緑色の光を放ち、やってきた
「はっ・・・ははっ・・・・この街で多くのUFO情報が飛び交ってたけど、まさかお前らだったとはなぁ・・・・」
「石田君」
力なく笑う俺に、またモアイは手を差し伸べた
「短い間、ありがとうございました。佐上くんにも言っておいてください」
「あぁ。俺たちは友達だから、お礼はいらねぇよ」
「じゃあ、次は
日本侵略の時に会いましょう。では」
「えぇぇ?!ちょ、まっ、えっ?!」
俺が驚いている間に、モアイは大きなモアイのUFOに乗って、飛んでいってしまった
モアイ、ってか、イースター島、最先端だな
「やれやれ、本当の侵略者の友達が出来ちまったなぁ・・・・」
俺は、空を流星のように飛ぶ、モアイUFOを見上げた。でも、不思議と、怖い意味には感じなかった
「じゃあ、また会おうな、ベストフレンド・モアイ」
ベストフレンド・モアイ
END
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