暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico15幸を願う者には福が来る
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ィスから出て行ったです。それを見送ってますと、「八神家はもう終業だから、お友達の皆さんと帰宅していいですよ」ガアプ一佐がリイン達に微笑みかけてくれました。みんなで「お疲れ様でした、お先に失礼します」一礼してからオフィスを出ますです。

「クララ先輩に伝えたのは間違いだったかなぁ・・・」

「う〜ん、クララ先輩って我が道を往く人やからなぁ。テレジア先輩に言うとけば良かったかもしれへんな」

はやてちゃんの誕生日が今日だとルシル君が伝えたのは、天然と呼ばれるクララさんです。しっかり者のテレジアさんに伝えておけば良かったのかもしれませんね。苦笑するはやてちゃんとルシル君に、ヴィータちゃん達も釣られて苦笑しました。とにかく今日のお仕事は無事に完了です。さぁ、アインスの待ってくれてるお家へ帰りましょう。

「おーい、みんな〜!」

「お疲れ様〜!」

海鳴市のお家へ帰るためのトランスポーターがある第零技術部――通称スカラボへ向かう中、私服姿のシャルさんと、制服姿のアリシアさんが技術部区画へ続く廊下の角で待ってくれてました。

「んだよ、シャル。せっかくの休みなのにわざわざ本局にまで迎えに来たんかよ」

「そだよ〜。褒めて〜♪」

シャルさんがヴィータちゃんにそう答えた後、ルシル君の側へ駆け寄って来ました。シャルさんは仔犬みたいな女の子です。ルシル君は「はいはい、えらいえらい」素っ気なく言います。

「メッチャ棒読み・・・」

「それはそうとアリシア。フェイトは一緒じゃないのか?」

「フェイト? フェイトならスカラボで、なのはとアリサとすずかと一緒にお茶してるよ。わたしとシャルは、はやて達が待ち切れずに迎えに来たの」

すずかさんとフェイトさんとアリシアさんはお仕事で、シャルさんはなのはさんとアリサさんと一緒にお休みでした。そしてリイン達は、シャルさんとアリシアさんと一緒にスカラボへ向かいます。そんな中、通信コールが入りました。受けたのは、「はい、セインテストです」ルシル君でした。

『セインテスト研修生。すまないが査察課のオフィスに寄ってほしいんだが、いいだろうか』

「はい、判りました。すぐに向かいます。・・・ごめん、行く所が出来た」

「そうみたいやね。それじゃあ、スカラボの応接室で待ってるよ」

「あー、いいよ。いつ戻れるか判らないから。先に家に帰っていてくれ」

「おい、ルシル。今日ははやての誕生日なんだから、泊まりなんかすんなよ」

「そうよ、ルシル君。残業とかになるんだったら断ってね」

「もちろんそのつもりだよ。ちょっと遅くなるかもしれないが、必ずすき焼きパーティには参加するから。それじゃまた後で」

はやてちゃんの頭を撫でた後、ルシル君は査察課のオフィスに向かいました
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