最終決戦
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コンソールに辿り着き、自力ログアウトしてくれ!どうしても不可能なら、自ら天命を全損すると言う方法も在るが……これは不確実な上に危険が大きい、理由は……』
その言葉を、キリトが遮る。
『分かった、何とかコンソールからの脱出を目指してみる!勿論、アリスも連れていくからそのつもりで準備しといてくれ!』
『……済まん。だが、この際アリスの確保よりも、君達四人の脱出を優先してくれ!良いか、例えログアウト後に記憶が消去出来るとしても、二百年と言う時間は人間の魂寿命を遥かに越えている!正常に意識回復出来る可能性は……ゼロに等しい』
「心配するな、必ず帰る」
俺は言うと、菊岡から通話が切れた。
「菊岡からか?」
ダークが俺に言う。
「ああ。十分後に加速再開するから急いでくれって話だ」
「俺は魂と言う概念自体無いから幾らでも居られるが……嫁が待ってるからな」
キリトが加速したと同時に、俺はダークの背に乗る。
「キリトを追い越せ!アリスを捕まらせないために!!」
「了解!!」
ダークは心意の翼を出すと、加速してキリトを追い抜く。
そしてーーーー
「雷神皇・ドラゴンバイト!!」
竜たちと追跡者の間で飛び降りた俺が、闇を打ち砕いた。
それに続き、キリトが地面に降り立ち、アリスを見た。俺は追跡者の方を見る。
「彼奴が追跡者……闇の神ベクタか」
「オッサンじゃんな」
ダークの横っ腹を叩くと、キリトが横に現れる。
「別れは終わりか?」
「ああ」
「なら……行くぞ」
俺達三人は、敵の前に立ちはだかり、敵は動きを止める。
装備は軍人っぽき服装だが、その手には銃では無く剣。恐らくは米軍関係の一員で在ることは変わり無い。
「テメェ、何者だ?」
俺は敵に言う。
「求め、盗み、奪う者だ」
「何を求める」
「魂を」
すると、今度は敵が言う。
「お前たちこそ何者だ。何故そこに居る。何を根拠に私の前に立つのだ」
逆に、問い。
俺が、何者?
アンダーワールドの創世者?ーーーー当たってはいる。
人界を守る騎士?ーーーー否だ。
SAOをクリアした英雄の一人?ーーーーそれも否だ。
“狩人”?“雷獣”?“レイドキラー”?ーーーー全て否だ。
ならば俺は誰か?
ーーーー答えは簡単だ。
「俺はキリト。剣士キリトだ」
「俺はライト。雷撃士ライト」
「俺はダーク。闇の神ダークだ」
俺らが答えると、いつの間にか着いていた闇の触手を弾いていた。
(直接干渉を可能にする……か。だが、俺達にそれが通用するかな?)
俺は不敵に笑うと、敵も名乗る。
「ガブリエル。私の名はガブリエル・ミラー」
「ガブリエル……天使の一翼の名か」
俺は言うと、各々が剣、刀を抜き放ち、構える。
「ーーーー行くぜ、ガブリエル!!」
キリトが叫び、翼に変形させた
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