世紀末おかん伝説、フリードマジおかん!2
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この前、駒王学園で三勢力会談があってから数日がたった。あの次の日から俺とアザゼルは駒王学園に通っている。もちろん俺は生徒としてだが。最初に行ったときは完全にフリーズしていたみたいだけど一時間もすれば普通になった。久々の学園生活はとても楽しいものだった。ひとつ問題をあげるなら制服のスカートが短いことだな。今までの服装はジーパンとかパンツが普段着だっただけにスカートはかなり恥ずかしい。
アザゼルは教師として赴任しているので俺より先に家を出た。よく考えたら同棲みたいだな。俺にとったら親父とすんでるみたいだけど。同棲で思い出したけど会談の日以来ヴァーリが帰ってこない。子供じゃないしそのうち帰ってくるだろ。
学校まで時間あるしのんびり朝をすごそうかね。そう思ってリビングでコーヒーを飲んでいるとチャイムがなった。
「誰だよ、こんな朝早くから」
モニターで外を確認すると青年が立っていた。
誰だろ?とりあえずモニター越しに話してみるか。
「はい」
「申し訳ないが、こちらにフリード・セルゼンという女性はいるだろうか?」
うわぁ。なんか嫌な予感するわ。
「すいません、そのフリードという方は知りませんね。そういえば、以前住んでいた方がそんな名前だったような…」
俺の必殺技!猫かぶり。女の子になってからこの手段をよく使う。便利だね。大抵これでなんとかなるし。
「そうか、わかった。ありがとう」
そう言って、青年は去って行った。結局誰だったんだろうな?まあいいや、そろそろ学校行こ。
俺は、駒王学園ではイッセーたちとは別のクラスだった。ゼノヴィアやアーシアといった転校生が立て続けに同じクラスに入ったから俺もというわけにもいかないんだろうな。クラスには木場がいたのでまあ良しとしよう。
「うい〜っす。おはよ」
扉を開けると同時に教室にいる奴らに挨拶をする。ここに来て間もないというのに、皆フレンドリーに接してくれて溶け込めている気がする。
「おはよう。フリードさん。昨日の課題やった?」
しっかし、さんづけはまだ慣れないな。
「数学のあれか?やったぞ。見せろってか?」
「ごめん!今度何かおごるから」
「別に何もいらないけど、自分でやらないと受験の時困るぞ」
昔俺の友人にも同じことやって大学受験失敗したやついたな。
「うわ、フリードさんうちのお母さんと同じこと言うのやめてよ〜」
それは、小言が多いってことですかねぇ。
「はいはい、さっさと写して返せよ」
女子生徒はは〜いといって自分の席に戻って行った。
「おはよう。フリードさん。ここにはもう慣れたかい?」
「ん?木場か。おはよう。そうだななかなか親しみやすい奴らばっかりで安心したかな」
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