第十六話 町田大尉!!路線変更はどうなる!その五
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「あの、俺達もですね」
「ちょっとこのアンケート参加します」
「それで十億位瞬時に送れるシステム導入して」
「せめて半々にします」
「一度に十億投票するのか」
「はい、一瞬で」
「それが出来る様な田代砲みたいなの使いますんで」
そうして工作をして、というのだ。
「そんなふざけた連中の支持を消してみせます」
「百パーセントとかいうのはないですよ」
「というか俺達の主役の座を守る為に」
「それ位の工作してやりますよ」
「自作自演をしてもか」
「ええ、主役の座を守る為に」
「自作自演なんか何てことないですよ」
某巨大掲示板の荒らしそのままの論理であった、あの掲示板群の荒らしも何パターンか種類があるがそのうちの一つだ。
「それでもですよ」
「やってやりますよ」
「残念だがアンケートは終わっている」
既に、というのだ。
「君達の工作もだ」
「それもですか」
「出来ないんですか」
「君達にとっては残念だがな」
「くそっ、折角百パーセントから五十パーセントにしてやろうって思ったのに」
「締め切られていたら意味ないですね」
二人も締め切られていれば諦めるしかなかった、しかし諦めることはこのことだけで二人の往生際の悪さは健在だった。
それでだ、今度はこんなことを言うのだった。
「じゃあ俺達を褒め称えるサイト立ち上げるか」
「ああ、そうしようか」
「あちこちのランキングに出てな」
「それでアクセスもあげて」
「俺達の素晴らしさの喧伝だ」
「そうしてやるか」
こうした手段も考えるのだった。
「ツイッターもフェイスブックもやって」
「世界中に広めてやるか」
「そして主役の座を守るキャンペーンをしようか」
「ネットからな」
「安心するのだ、君達の支持率は普遍だ」
政治家のそれとは違い、というのだ。
「ゼロから変わらない」
「じゃあそういうことしてもですか」
「俺達の評判変わらないんですか」
「それで路線変更の話もですか」
「変わらないんですね」
「作者が気が変われば変わる」
その時だけはというのだ。
「そうなればな」
「あのいい加減な作者の気まぐれですか」
「しょっちゅう言っていることが変わるっていう」
「あの作者の考え次第ですか」
「滅茶苦茶あやふやな未来ですね」
「俗に三年先は闇という」
未来のことは誰にもわからないということだ、それこそ三年先になると誰にもどうなるかわからないのだ。
そして悪田部はこうも言ったのだった。
「この作品は一行先がだ」
「わからないんですね」
「どうなるかが」
「そうだ、全くわからない」
それこそというのだ。
「路線変更についてもだ」
「本当にですか」
「どうなるかわからないんですか」
「急に変わる」
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