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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
第八話「三匹が行く」修正
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ユウヤは自分の私物について説明しようとした……
そのとき、突如機内に警報が鳴り響いた。何事とユウヤは、操縦室へ飛び込む。
「何が起こったんだ!?」
訪ねるユウヤに操縦士二人は必死に操縦桿を握りしめていた。
「くそっ!こっちに戦術機が突っ込んでくるんだよ!?」
戦術機、それも二つの機影が猛スピードで飛び交い、そして前方の輸送機へ衝突しそうになっているのだ。
*
ユーコン基地に備わる演習施設上空にて、あるアクシデントが起こった。
「くそっ野郎は本気かよ!?」
まだ、幼い声がF15アクリブ・イーグルのコックピット内で張り上げる。演習中、ソ連の戦術機と思われしき機影によるペイント射撃を浴びせられている。しかし、逃げ回る方は、それを実弾を受け止めて必死に振り切ろうとする。
「え、演習じゃねぇのか!?」
「さぁ……逃げろ、どこまででも追い詰めて殺してやる!」
イーグルの後方よりロックオンで狙いを定めるソ連軍戦術機SU37チェルミナートルの複座に身を収める二人の少女らしき声は快楽のような口調を発し、F15の追撃を楽しんでいる。
この二機の空域を間近で飛行するのは一機の輸送機、それらユウヤ達であった。
操縦室では何度も無線で連絡を続けているが、やはり応答はない。このまま戦術機との衝突を余儀なくされてしまうのか?いいや、ユウヤは往生際の耐えない男だ。無線の応答がこないということでキレた彼はふと座席に戻ってそこに置いていた刀を手にした。
「お、おい!どうする気だよ!?」
「ちょっと連中をシメてくる!」
「も、もしかして……お前、気は確かか!?」
「非常識な奴じゃねぇとゲッターチームは勤まらねぇんでな!?」
「ゲッター……?」
男が首を傾げると、ユウヤは操縦室へ叫ぶ。
「下のハッチを開けろ!」
その声に、操縦室のパイロット両名は、ハッチから信号を送ってくれるのかと思い、あっさりと了解してしまった。これからユウヤがとる予想外の行動を目にするまでは……
「さぁって……!」
後ろの貨物室へ向かい、後部ハッチがゆっくり開き、そこから吹き上げる強風に髪が荒く揺れる。ユウヤは、片手に握る刀を前手にゆっくりと引き抜いた。
「さぁって……久しぶりの合金斬りだ!」
腕前は鈍っていないか不安であるが、そん不安よりも今から試す緊張感と娯楽感に見舞われて、そんなもの関係なかった。
「よっと!」
ユウヤは後部ハッチからこちらへ突っ込んでくるイーグルへ飛び移ったのだ。
「うわぁ!?」
突然人が飛び乗ってきたことで高度を落とし、輸送機との間をギリギリ避けた。
「な、何だコイツは!?」
イーグルのモニター画面には機体の頭部に張り付いているユウヤが映っていた。
「とっとと失せねぇと叩っ斬るぞ!?」
叫ぶユウヤの声にやや非常識に思われるも、パイロッ
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