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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
第八話「三匹が行く」修正
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の帝都防衛戦で紅牙がゲッタービームで帝都を半壊しちまっただろ?それが原因で帝都半分を弁償させられて資金が底をつきかけちまい、アラスカへ行く金なんざー無いってことよ?」
「惨めだな……」
「うん……それを言われると泣きたくなる」
「貴様がいるというのなら、ほかにも二名がこの基地を訪れているというのだな?」
「ああ、だがアイツらがどうやって基地に行くのかは知らないぞ?紅牙は喧嘩事で済ませるからいいにせよ、疾風だったら……」
あまりにも先のことを予想するのが怖すぎて、基地の行く末が不安になる。
「そういえば、貴様は基地へ入るためのパスを渡されてはいないか?」
「ああ、爺さんが一様俺たちにくれたのさ?今日まで肌身離さず持っていてよかったぜ!」
一様乗り物でここまで来た赤城だからパス券を落とすことはしなかったはずだ。しかし、残りの二人が気になる……
「パスさえ紛失しなければ、いいのだが……」
しかし、そうつぶやく彼女の周辺を数人のMP部隊が横切った。
「侵入者だが!怪しい奴が基地に潜入している。見つけ次第直ちに拘束しろ!!」
「侵入者は、ボロキレのマントを来た男だ。尋問の兵士を倒した後に逃げ出して現在はレストランで目撃されている。そう近くへは行っていないはずだ!」
MPが過ぎ去ったあと、唯衣は侵入者の正体が一発で分かった。
「あのサルめ……!」



さらに時を同じくし、ユーコンへ向かう物資輸送船にて。

「ひ、ひいぃ……」
操縦士が首筋に押し付けられた鋭いナイフに怯えていた。ナイフを持つ男は肩まで髪を伸ばした凶暴な目つきの男。言うまでもないが、神威疾風である。
「無線で変なこと言うんじゃねぇぞ、その首が操縦席から転がり落ちるからな?」
「な、何が目的だ……!?」
「俺をユーコンまで運んでくれればそれでいい。俺がこの輸送機をジャックした事は全て内密に済ませろ?以下のことを守れるなら、俺は何もしない……」
「わ、わかった……」
震えた手で操縦士は無線を握り基地へ報告する。
「こ、こちら物資輸送機……これより着陸許可を求む」
『了解、着陸を許可する』
無線は基地に不信を与えることなく終わり、安心した疾風はナイフを操縦士から引っ込めた。すると、彼は背を向けて入口のハッチへ向かった。
「何をするきだ!?」
操縦士が問う。すると、疾風は炎でこう答える。
「ユーコンについたからには、ここには用はない。ありがとよ、そんじゃあな……?」
ハッチをこじ開け、疾風はパラシュートを背負って輸送機から飛び降りた。
上空に一つの落下傘が降下していた。訓練か何かだろうと地上の人々は目もくれないが、パラシュートで降下するそれは、ゲッターを操る悪魔の一人だということを、基地の人間らは知る由もない。

また、ユーコンへ訪れた三匹
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