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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
第八話「三匹が行く」修正
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ろだ!!」
伊隅が叫ぶがすでに遅かった。
「!?」
ヴァルキリーズ涼宮遙の機体へ要撃級の巨大な爪が襲い掛かる……が!
「させっか!」
上空から彼女の戦死を否定するかのように数発の銃声と共に要撃級が肉片となった。
「あ、あれは!?」
伊隅が上空の太陽を見上げた。太陽を背にこちらへ降下する一体の鉄の巨人、その雄々しさはまさしく凶暴で戦いを求める「皇帝」とでもいえよう。
「遙、遅くなってすまねぇな?」
光子力研究所から救援に駆けつけた一体のスーパーロボット、それが第二世代のマジンガ―シリーズの後継機「カイザースカル」であった。スカルは、マジンガ―シリーズの中でも珍しい複座式の機体であり、砲撃手と近術戦を担当する者の二名が登場している。そして先ほどの砲撃、ブレストリガーを担当するパイロットは平慎二、そして遙の名を呼んだパイロットは……
「鳴海君!?」
涙ぐむ遙は次に大剣を担ぐスカルの姿に微笑んだ。
「こちらはアモン6だ。遅れてすまねぇ……もうだ丈夫だ。この俺が、奴らを根こそぎぶち殺してやるぜ!!」
途端に凶暴な笑みを浮かべる鳴海は、大剣「牙斬刀」による斬撃戦で次々と周囲のBETA群を蹴散らしていく。
「こちらはルシファー4、これより貴君を援護する。直ちに戦闘エリアから離脱せよ」
冷静な口調で伊隅たちへ連絡する慎二に、伊隅は。
「待て!今から米軍によるG弾の投下が始まるのだぞ!?」
「G弾?それって……アレのことか?」
と、鳴海の動かすスカルが、ぶっきら棒に人差し指を頭上の空へ指した。空はどす黒い堅塁に追われている。まさか……
「G弾を撃墜したというのか!?」
「俺たちの楽しみを邪魔しやがったんだ。しょうがねぇだろ?」
自分なりの理由を説明する鳴海にヴァルキリーズたちはあきれた。
「そらそら!早いとこ撤退しな?さもないと、BETAよりもっとオッかねぇ連中が来るぜ?」
鳴海のその台詞が無線に響いた直後、
「スクリュークラッシャーパーンチ!!」
「サンダーブレークッ!!」
上空からの巨大な落雷と地平から遅い来る巨大な両椀部によって前方の大群は一瞬にして肉片になった。
「甲児君!俺は帝国軍の救援に向かう!」
「わかったよ鉄也さん!ほかの雑魚とデカいのは俺に任せてくれ!!」
「甲児!鉄也のダンナ!ハイヴに引き籠っているBETAは俺らの獲物だから勝手につまみ食いすんなよ?」
と、鳴海。
「わーったよ!やれやれ……毎度ながら血の気の多すぎる奴らだぜ……」
苦笑いする甲児に遠慮なくスカルがハイヴへ向けて突っ込もうとしたが、
「プラズマサンダーッ!!」
上空からの叫びと共にエレキテルで構成された巨大な刃がハイヴに突き刺さった。
「な、何だ!?」
スカルは上空を見上げた。そこには自分たちと同じ巨大なスーパーロボット
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