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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
第八話「三匹が行く」修正
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二年前、明星作戦にて


「みんな!落ち着いて逃げるんだ!?」
BETAの拠点の一つ横浜ハイヴの内部にてBETAにより捕獲された一般人の中から一人の青年が懐からフォトガンを取り出して兵士級を貫いた。次々と兵士級を射殺していく青年は周囲の人質を避難誘導させて、無事にハイヴからの脱出に成功した。太陽の光を浴びて周囲が歓喜にあふれる。
「た、武ちゃん……?」
彼の幼馴染の少女が、青年の名を口にする。
「純夏、お前も早く逃げろ?」
「で、でも武ちゃんは?」
「今、光子力研究所へ連絡しておいた。兜博士が俺の真マジンガーを手配してくれる。後から甲児や鉄也さんも応援に駆けつけてくれる。さ、早く逃げろ!」
「武ちゃん……気を付けてね?」
彼女はそう振り返り、一般市民と共にハイヴを出て行った。あとから市民たちはマジンガ―チームらに保護されるだろう。
「よし!俺も行かねぇと!」
武は、彼らとは真逆の方向へと走っていった。

BETAの拠点の一つ、横浜ハイヴを舞台に人類の反攻作戦が激戦を繰り広げていた。
「ヴァルキリー1から各機へ、なんとしても予定地点まで戦線を押し上げろ!」
12人の女性で構成された香月博士の直属の特殊部隊の隊長、伊隅みちるは指揮をとりつつBETAとの激戦に耐え続けていた。
「隊長!支援砲撃がない現状では戦線の維持が困難です!?」
「弱音を吐くな!予定時間ヒトフタ・フタマル後から光子力研究所からの支援勢力が来る」
それだけが唯一の救いだった。今や、戦術機を後方支援に日本のスーパーロボットを主力とした戦術が新たに発足され、従来の戦術論が見直されることとなった。
「あんな連中が居なくたって私たちだけで何とかして見せるんだから!」
そんな中隊の中で勝気で負けず嫌いの少女がいた。涼宮茜である。彼女の自称彼氏の男がゲッターのパイロットのために彼との間には妙なライバル心があった。
「城二のバカが居なくたって……!」
「その意気だ、奴らに我々の有能さを見せしめてやれ!」
伊隅の声に活気が掛け声をあげ士気が上がる。しかし、目の前のBETAの軍勢は無数に湧き出てくる。そして、さらなる衝撃が報告に入った。
「本部から入電!米軍より二発のG弾の投下が決行されました!!我が中隊は現在の予定ポイントをG弾投下時までに押し上げろとのことです」
「G弾だと!?」
伊隅は、米軍の安易な判断に怒りを覚えた。
「米軍は本気なの!?」
「こんな状況で……」
各機から混乱が湧き出るが、本部からの報告により間違いはない。
「本部からの入電だ。米軍は間違いなくG弾を使用する。各機、投下時間までに予定ポイントまで押し上げろ!」
ヴァルキリーズ各機は己の命さえも顧みない決死の覚悟で迫りくるBETAの群れへ飛び込んでいく。しかし!
「遙っ!後
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